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佐々木 さんご。魚佐々の娘です!

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ープロローグー

ここはすずらん中学校物理部部室。
二つに結われ、カールをかけた赤い髪の女の子。
目が見えないほど長く伸ばされた前髪をもつ男の子。
そしてりすだかくまだかわからない顔の男の子(?)。
いつもどうり3人は楽しく放課後を楽しんでいる。
ガラガラッ!!
誰かによって勢いよくドアが開かれる。
「どういうことよこれ!!」
大声で少女は叫んだ。
「あ、どうしたんですかさんごちゃん?」
最初に反応したのは安藤りんごだった。
物理部で唯一の女の子だ。
「何があったのさんご?★」
剣玉を上手に操る彼は佐々木まぐろ。
りんご曰くとてつもなくイケメンらしい。
「体操服のズボンがまぐろ兄ちゃんのだったの!!おかげで今日これで授業受けるはめになったじゃない!!どう責任とってくれるつもり!?」
絶賛お怒り中のこの少女は、まぐろの妹。
佐々木さんごである。
黄緑のリボンに紺色のベスト、スカートは緑だ。
まぐろ同様目が隠れるほど前髪を伸ばしている。
紫の長い綺麗な後ろ髪は、黄ぷよの飾りが付いたゴムで高い位置に一つでまとめられている。
「それはさんごくんのミスではないのかね?」
いつも危なっかしい実験ばかりを繰り返しているりすくませんぱいが口を開く。
本当は科学部なのだが、実験の爆発で部室を壊してしまったため物理部にいるのだ。
「昨日の洗濯当番はまぐろ兄ちゃんだったもん!!」
目が見えないため表情がわかりずらいがとてつもなく怒っているようだ。
「ソーリー・・・★」
「今日のあたしの当番全部やってくれたら許してあげる」
「えー!?わかったよ・・・」
「じゃあ、はい。体操服」
さんごはそういうとまぐろに向かって持っていた体操服を投げた。
「まぐろくんも大変ですね」
「はは、そうだね・・・★」
なんてことを話していると
ぐつぐつぐつぐつ・・・
どうやらりすくませんぱいのフラスコの音らしい
「実験・・・」
「まさか先輩、失敗なんて言いませんよね?」
「いや、大失敗だ」
その声と共にフラスコが爆発し、部室の中に人は誰一人としていなくなっていた——