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コツコツ…。
２人は静かで暗い廊下を歩いていく。
会話はないが、フィラメントはメシエの足元を照らして先導していた。
「ブラック様、お嬢様をお連れしました。」
「…。」
「では、私はこれで…。」
キィィー…バタン。
大きく、重い扉が閉められ部屋にはブラックとメシエだけになった。
「こんにちは、お父様♪」
「メシエ……」
「私もちょうどお父様とお話ししたいなって思ってたの。聞いてくれる？」
「…もちろんだ。」