二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

スターサインプリキュア☆

INDEX|120ページ/241ページ|

次のページ前のページ
 

「マーター!」
私達がその場に到着した頃には木や建物等、いくつか破壊されていて、いかのようなダークマターがうろついていた。
周りはいつの間にかいつもの異空間になっているようで辺りに人の気配はない。
「お、来たな。」
『バルジ!』
「くたびれたぜ。さっさと決着を付けるぞ。」
「させるもんですかっ!」
「みんな、いくわよ!」
『はい!』
『プリキュア・スターサインイリュージョン!』
私達はいつものように変身する。
「こぐま座の溢れる勇気!キュアアルサ!」
「うさぎ座の優しき心、キュアレプス!」
「くじゃく座の強き想い!キュアパーボ!」
「いるか座の美しき旋律!キュアデルフィナス!」
『光り輝く4つの星座!スターサインプリキュア!』
「さ、適当にやっちまえ、ダークマター!」
「マーター!」
イカ型のダークマターは腕を伸ばして私達を突き飛ばす。
「きゃっ!」
「…っ!」
「…!足を取ればいいんだ!」
アルサはハッと思いついたようでそう叫んだ。
「なるほど!」
レプスもアルサの意見に同意する。
「そんなに簡単にいくとは思えないけど…。」
「集え!こぐま座の力よ!プリキュア・アルサアロー!」
アルサの放った光の矢は見事に腕に命中し、何本か消えていく。
「何やってんだダークマター!遊びが過ぎるぞ。」
「マァァタァァ!!!」
『えっ…!!』
消えた腕が見事に復活してしまった。
「マァァ!!」
「きゃあ!!」
『アルサ!!』
「うー…放せ放せ放せー!!」
「バッカだなー。これくらい想定済みだ。今日は楽勝の勝利だな。」
「…でもひんやりして何か気持ちいい…。プールに浸かってるみたい…。」
「えっ…」
「アルサ!何呑気な事言ってるのよ!今助けるから!!
煌け!うさぎ座の力よ!プリキュア・レプスエーリアル!」
レプスの光のバトンがアルサを締め付けている腕を狙う。
「マーター」
パンッ…他の腕を使いレプスの投げた光のバトンは跳ね返されて消える。
「きゃああ!」
レプスもアルサと同じくダークマターの腕に捕まってしまった。
「…やっぱりおかしい。」
「パーボ?」
「デルフィナス、ダークマターの頭の方を見て。」
「…かすかに何か出てるわね。」
私とデルフィナスは上を見上げる。
「多分水のオーラとかそんなのが出てるんだと思う。だからアルサが気持ちいいって言ってたのよ。」
「なるほど…イカは海の生物。ロタと同じく陸では工夫がないと動けないのね…。よく見抜いたわパーボ。」
「響け!いるか座の力よ!プリキュア・デルフィナスソリスト!」
綺麗な音色が辺りを包む。
「うっ…なんだこりゃ…」
「マ…」
「アルサ、レプス、今よ!ダークマターの頭を狙って!おそらくそこが弱点だから!」
私はそう叫び、2人を見守る。
『はい!』
「アルサアロー!」
「レプスエーリアル!」
バァァァン!!
「マッ!?」
「パーボ!」
デルフィナスが振り向いて私を呼ぶ。
「分かってる!」
「輝け!くじゃく座の力よ!」
私はスッと両手を前に出し、リズムよく手を叩いて星を出していく。
「プリキュア・パーボジスフィーレ!」
たくさんの星の光がダークマターを襲う。
「マァァァァ…」
「チッ…ま、いいもの食わせてもらったし今日のところはこれで退散だ。」