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スターサインプリキュア☆

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「…であるから、ここはこうなってこうなります。ではこの問1をやってもらおう。誰か前に来なさい。」
「…。」
「では私が。」
「蒲生には簡単すぎるだろう…じゃあ…野木!」
「あ、はい。」
「前に出て解きなさい。」
「はい…。」
ついてないなぁ…。でもあまり難しい問題じゃなかっただけマシね。
カッカッ…私はチョークを動かして指定された問題を解いていく。
「出来ました。」
「はい、では席に戻って…」
「あれ?なんだありゃ?おい、この辺で映画の撮影とかしてたっけ?」
「え?」
「なになに?」
「撮影やってんならエキストラ希望なんだけど!!」
何やら教室がざわつき始める。
「君たち、授業中だぞ!」
私も吸い寄せられるように窓側へ行き人を掻き分けて外を見る。
「あれは…!ダーク…」
そこで私はハッと気付いて口をつぐんだ。
「野木さん、知ってるの?」
「え?まさか関係者!?有名人とか来てる??」
「ううん、前にあんなでっかい怪物みたいなのが動く物語を読んだことがある気がしただけよ。」
「失礼。」
異変を感じ取ったのか星羅も前に出てくる。
「蒲生、お前もか…!」
「…。」
「行くわよ。」
「えっ!?」
星羅が私の手を引く。
「先生、申し訳ありませんがあの怪物らしきものに少し心当たりがありますので行動を自粛するように2人で注意してきます。」
「し、しかしお前たちが行かなくても…。」
先生は慌てて私達を引き止める。
「…。そうですよね。」
「ああ、そうだ。撮影ならスタッフもいるだろう、大丈夫だ。」
「うぉ!?木、破壊してねぇか!?」
「大規模な撮影だな…俺今出ていったら映画に飛び入り参加出来るかも!?」
「お前たち!さっさと席につけ!」
「すいません先生、やっぱり少し授業抜けます。欠席扱いで構わないので。」
「え、ちょ、おい、蒲生!野木!!」
私達は急いで廊下を駆け抜けていく。
他の教室でもちょっとした騒ぎになっているみたいだった。
「みのり達…呼んでこようか。」
「彼女達なら呼ばなくても来るわ。」
「で、でも…」
「ほら、階段降りるわよ。」
私達が降り始めて少ししたところで別の複数の足音が聞こえてきた。
「ほらね。」
「2人とも!」
「春菜さん、星羅さん!やっぱり来てたんですね!」
「私は先輩達呼びに行った方がいいんじゃないかって聞いたんですけど、みのりは言わなくても来てくれるって…。」
「私と同じね、結姫。私もあなた達を呼びに行こうとしていたのよ。けど星羅が呼ばなくても来るって…。」
「ほんと、一緒ですね。」
「さ、急ぐわよ。被害が広がらないうちに。」
『はい!』