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スターサインプリキュア☆

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『帰れたー!!』
私達は思わず抱き合う。
「春菜さんの作戦の勝利ですね!」
「そんなことないわ、みんなが協力してくれたからこそよ。それに…メシエがね…。」
「勘違いしないで。」
メシエは少し遅れて本から出てくる。
『メシエ!』
「メシエ…さっきは…」
春菜さんは何かを言おうとする。
「助けたつもりはないから。」
「え…え?どういう…?」
メシエと春菜さんの会話…私はよく意味が分からない。
「あなた達はきっともうすぐ消えるわよ。」
「ど、どういう意味…?」
私がそう言うと身の毛がよだつような恐ろしく、暗く、深い声が聞こえてくる。
「メシ…エ…メシエ…。」
「この…声は…!?」
「お父様…プリキュアを…倒せませんでした。」
お父様…じゃあ声の主は…ブラック!?
「約…束…守れるな?」
「もちろん。」
メシエは淡々と答える。約束ってどういう事??
「いい子だ…さすが…我が娘よ…。」
「…っ!!」
急に異空間のゲートのようなものが現れて黒い何かがメシエの手を掴む。でも、掴んでいるというよりはその黒い何かがメシエの手に刺さっているようにも見える。
だからか、メシエの手が一部黒く変色しているようだ。
「メシエ…さぁ…おいで…。」
「お父様…これ…は…」
メシエは痛いのか少し顔を歪ませる。
「大丈夫だ…心配は何もいらない…。」
そう言ってブラックはメシエをゲートの中に引きずり込み、メシエも黒い何かもゲートも全て姿を消してしまった。
『メシエ!!』
私達はそう叫ぶか何も出来ない。そしてブラックの憎悪に満ちた声だけが響いていた。
「プリキュア共…!!!覚えておれ…必ず…必ず貴様らを倒してみせる…!」