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スターサインプリキュア☆

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「おい…おい、起きろってみのり。」私を呼ぶ声がする。悟…?
「おいってば、腹が減ったんだ、おーきーろー。」
「…!?はっ、昨日のクマ!」
目をふと開けるとクマが至近距離で私を見つめていた。
「アルカスだ!」
「あ、あぁそうかアルカス君…。」
「『君』は気持ち悪いからやめろ、アルカスでいい。どうでもいいからちくわをくれ。」
「え…ちくわ昨日全部食べたでしょ。もうないよ。」
人を起こしておいてちくわをくれ、とかなんて強情なクマなんだろう。
「…私も何か食べたいな。」
「私も。」
「ボクも。」
夢じゃないみたい。でもみんなお腹空いてるならこのままにするのはまずいかな。
「分かった、買ってくるからさ、少し待ってて。」私はササッと着替えて身支度をし、財布を持って下へ降り…ようとしたが部屋に戻った。
「ごめん、まだスーパー空いてないわ。6時半だもん。」
「えぇぇ、お腹が減って死にそうだ、助けてくれよー。」
「わ、分かったわ、何とかするわ。」
今日は弟も部活ないしきっとまだみんな寝てるよね。こうなったら冷蔵庫から少し拝借するしかない。
私はそっと1階へ降りる。冷蔵庫を開けると昨日のパーティーで余ったおかずがタッパーに詰め込んであったりと、食べれそうなものは残っていた。
魚肉ソーセージ2本と残り物のおかず数点を上に持っていくことに。
「ただいま〜。」ってそういえばこの子達って動物なのかな。人間の言葉はしゃべってるけど…。
こういう物って食べれるのかな。あ、でも昨日ちくわ食べたんだから大丈夫かな。
でもでも、あれって要するにお魚の加工品なわけだし、うーん…。
「おい、何固まってるんだよ、早くくれ!」
「もう、その命令口調やめた方がいいわよ。」
「うるせー、とりあえずくれ!」
「ごめんなさい、アルカスはいつもこうなの。」とハルちゃんが少し申し訳なさそうに言う。
「あ、ハルちゃん達はいいのよ。じゃ、アルカスは昨日も勝手にちくわ2本も食べたんだからこれ1本ね。」とソーセージを渡す。
「これだけかよ!?でもウマそうだな、あれ、どうやって開けるんだ?」
「魚肉ソーセージだからロタ君もこっちの方が食べやすいかな。」私は剥いたソーセージをロタ君にあげた。
「え、おい、なんでロタのはすぐ食べれるんだよ、おいってば!」
「ハルちゃんとピーコちゃんはお野菜の方がいいよね。
これお野菜の炒め物とかなんだけど、食べれるかな?」
「うわー初めて見ます。でもおいしそう!いただきます。」といってタッパーの中から少しずつつっつきながら食べる。
「おいしい!」
「よかった〜。」
「みのりさん、このソーセージと言うのもとてもおいしいです。」
「そっか、よかった〜。」アルカスはソーセージが上手く剥けなくていじけているようだった。
「…悪かったよ。俺もソーセージ食べたいです。」
「しょうがないな〜。」そう言って私はソーセージを剥いてあげた。
「うおぉぉぉ、おいしそう…モグモグ…うめえ!!」
「えっとそれで、あなた達はどこから来たの?これからどうするの?」
そう、昨日出会った時から気になっていた。
理由を聞かなきゃ始まらないよね。
「それはな…。」