スターサインプリキュア☆
「ちょ…どこへ連れていくんだ、こいつっ!!」
「パルサー様のご命令だ。」
「はぁ!?パルサー?どういう事だよ!!」
「とっとと入れ!」
ドンッ!
バルジは兵士のような者数人に連行され、無理矢理牢に入れられる。
鉄格子をガタガタと揺らすが既に何の反応もなく、そのガタガタという音だけが虚しく響いていた。
「くそっ!!ここを出たら…覚えてろ…あいつら絶対ぶっ殺す…。」
バルジはその場にドサッと腰を下ろす。
少し違和感を感じて振り返ると誰かが横たわっていた。
「ヒッ…死体じゃねぇだろうな…。」
バルジは恐る恐る近づく…近くで見ると、すぐに誰だか分かった。
その姿は随分とやつれ、バルジの記憶の中にある姿とはかけ離れたものであったが。
「メ…メシエ…?な、何でここに倒れてんだよ…まさか…死んでるんじゃないだろうな…。」
バルジはメシエの体に触れ、軽く揺らすが何の反応もない。
「メシエ…メシエーーーーーー!」
作品名:スターサインプリキュア☆ 作家名:☆Milky☆