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スターサインプリキュア☆

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「星羅さん、本当に沙織は帰っちゃうんですか?」
私は星羅さんの自宅を出て少し歩いたところで星羅さんに尋ねる。
「彼女が帰ると言うのなら引き止める理由がないでしょう?」
「でも、5人目のプリキュアなのに!!メラクさんも言ってたじゃないですか!
5人揃わないと出ない力もあるって…。」
「さっきも言ったけど、それならあなたが彼女を引っ張り出せばいい。」
「え?」
「上手くいく保証はないわよ。私はあなたに家まで押しかけられて、父から母の事実を告げられて、それで…色々分からなくなったけど彼らから父も助けてもらった。だから最初はその恩だけを返すつもりで動いていただけ。それが今はその…まぁそういう事よ。」
「なんですか?」
「結構楽しんでるって事よ。ね?星羅。」
そう言って春菜さんはにっこりと微笑み、星羅さんは少し顔を赤らめて視線を逸らす。
「春菜、余計なこと言わなくていいの。」
「ふふふ。」
「は、話が逸れてるけど…要するに彼女…沙織さんの場合はまた私と違うから…。あなた達は私の事について春菜から色々聞いたうえでの行動だったと思うけど、彼女の事は全く分からないでしょ?」
「まぁ…。」
「だからあなたがどう行動するかは私の知ったところではないけれど、彼に任すのが一番安全じゃないかしら。」
「彼…?」
レオ君じゃない?と結姫が呟き、星羅さんもそうよと頷く。
「彼は彼女と半年ほど生活を共にしてる。だから少しは彼女の…心の闇というか何かを理解しているはずだわ。」
「そうですね…。」
今は見守るしかないよね…。
でも沙織も…私達の仲間になれたらいいな。
5人でプリキュアになって私達の世界を守りたい。私は星羅さんのマンションを見上げてそう思ったのでした――。