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スターサインプリキュア☆

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「えぇ!?じゃあ沙織に何も声をかけずに家を出たんですか!?」
「そうよ。私が介入する必要性も感じられなかったから。」
お昼休み、私は今朝遭遇した事を彼女達に話したの。と言っても全てを聞いたわけじゃないんだけども。
みのりは沙織、本当に帰っちゃうよー!と机に突っ伏しながらぶつぶつと何かを言っているが私はそんなみのりを気にも留めずにさらりと受け流す。
「レオ君的には…どうなのかな。」
結姫は小さな声でそう呟き、春菜がそれに反応する。
「どうって?」
「レオ君は…沙織にこっちで一緒に戦って欲しいんでしょうか?それともやっぱりアメリカに…」
「うーん…パートナーとしては残って欲しいんじゃないかしら。でもこれって微妙な問題よね。今の沙織の自宅はこっちじゃないんだもの。もし私が沙織の立場だったら…帰ってしまうかもしれないわ。」
「ですよね…。」
結姫と春菜は共に思考を巡らせている様子だ。
そこにみのりが顔を上げて話しかける。
「…帰っちゃっても戦う事は出来るかも!」
『え?』
「だってプリキュアだよ!伝説の戦士だよ!どこにいたって一瞬でピューン!ジャジャーン☆って!」
みのりは立ちあがってお箸を持ちながら謎の決めポーズを決める。
『…。』
「で、星羅。それ以外に得られた情報はなかったの?」
「ええ。特にないわ。後は彼女達次第ってところかしら…。けどこの時間だしもう空港にいるかも。」
「あ…せめてメルアドくらいは聞いておくべきでしたかね…。」
「それは大丈夫じゃない?レオは私の家にいるし。連絡先は彼が把握してるんじゃないかしら。」
「あぁー!そうですね!」
ポーズを決めたままのみのりを放置し私達は会話を続ける。最近つくづく皆、彼女の扱いが上手くなったように思う。
「…ぐすん。」