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スターサインプリキュア☆

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「…!やめてーーーーー!」もう、おしまいだ…。私にはどうしようもないよ…。
ピカーッ!その時辺りが急に眩しくなる。その光のせいでボールと男が後ずさっていく。
「な…なんだこの光は…。」
私は只々呆然としていた。私、まだ生きてる?この光は…何?
「みのり!!スターウオッチが、こ、これ、みのり、お前がプリキュアなんだ!!」
アルカスが慌てて駆け寄ってくる。
「わ、私が…プリキュア…?」木に打ちつけられて動かなかった体が急に軽くなる。
「今この町を、人を、地球を、俺たちを救えるのはお前しかいない!!頼む!戦ってくれ!!」
よく分からない…分からない。けど、このまま終わらすわけにはいかない!
「どうすればいいの…?」私はアルカスから時計のようなものを受け取って腕にはめる。
「とりあえず、星座の力を信じて、『プリキュア、スターサイン・イリュージョン』って叫ぶんだ!」
星座の力…叫ぶ…?私は大きく一呼吸する。
「何か恥ずかしいな…ってそんな事言ってる場合じゃないか。分かった、やってみる!」
私は両腕を前に出す。
「いきなりで何だかよく分からないけど、あなたの思い通りには絶対にさせない!
『プリキュアッ!スターサイン・イリュージョンッ!!』」
私がそう叫ぶと時計が開き、針がくるくると回って綺麗な光が私を包み込む。
これは…!?体が、手が、足が、どんどん光に包み込まれてオレンジ色と黒色の衣装に変わっていく。
ななな、何これ!?
「みのり!星座の力を受けるんだ!」アルカスが急に視界内に飛び込んでくる。
「え!?どうするの?」
「お前なら大丈夫だ、手を伸ばせ!」確かに今の私の周りには無数の星が渦巻いている。
私はそっと手を伸ばす。すると、手のひらよりは小さいめの星とその星より一回りくらい小さな星が私の手のひらに吸い寄せられて…くるっと回転しながら私の頭の左上にぴったりとひっついた。
「わー、星の髪飾りみたい!」
「すげーぞみのり!本物のプリキュアだ!」
プリキュア…なんだかまだ慣れない響き。
私は無数の光から放たれて地に降りた。自然と言葉が浮かんでくる。
「こぐま座の溢れる勇気!キュアアルサ!」
ここから全てが始まる。私のプリキュアとしての始まり、そして無数の闇との戦いが…。