スターサインプリキュア☆
「ほら、こっちだって!」
「あ、何してんだよ!ほら早く!」
さっきまで色が消えかかっていた公園がまた元の美しい公園に戻り、ピクリとも動かなかった子供たちがまた元気にボール遊びをしている。
「よかったぁ。」私はほっと一息。
「あぁ、そうだみのり、スタージュエルをくれ…じゃなくて下さい!」
アルカスが言葉を修正しながら言うので私は、持っていたスタージュエルをどうぞ、と素直に渡してあげた。
「これがジュエルボックスだ。ここに…っと。」アルカスが持っている宝石箱のようなその箱にはいっぱい星の形をした穴があって、そこに1つがはまる。
「何かまだいっぱい入るみたいだけど…何個あるの?」
「77個だな。」アルカスは平然とした顔で即座に答える。
「えぇっ?そんなに?多くてもせいぜい10個とかそのくらいかと…。」
「そんなわけないだろ、これからどんどん集めていこうぜ。」
「が、頑張る…。それにあんな悪い人にこの町を壊されたくないもの!灰とか、黒とか訳の分からない事ばっかり言って。許さない!」
「その意気だ、みのり!」
「みんな、これからよろしくね!」
『おー!!』
作品名:スターサインプリキュア☆ 作家名:☆Milky☆