二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

スターサインプリキュア☆

INDEX|4ページ/241ページ|

次のページ前のページ
 

「これはっ…ブラックがまた動き出したらしい。邪悪な気配を感じる。」
急に鳥肌が立つような、そんなおぞましい気配に私は一瞬身震いをする。
「それは本当ですか?20年前に、完全に封印したのでは?」
横にいる護衛が少し驚いたように私を見つめている。
「宇宙というのは日々変化している。新しい星が生まれるのと同じように、新しい闇が生まれてもおかしくはない。それにブラックの生態は不死身に近い。あの時、力を弱められたのは確かだ。けれど、この20年で宇宙を彷徨いながら力を蓄えていた、という事も十分に考えられるであろう。」
「確かに…」
「準備を怠るな。今すぐに襲われても対応出来るようにしておかなければならぬ。今すぐにアルネ達を呼んでほしい。」
「かしこまりました。」
ここは「コンストレーション王国」私はこの国の国王、おおぐま座のメラク。
この国には各星座から生まれた者達が住んでおり、みんな、国宝「スタージュエル」の力で妖精となって、この国を守っている。
しかし20年前、私がまだ王子だった頃、スタージュエルがブラック率いるスター・バーストに奪われ、この王国は力を失い、崩壊の危機にあった。
私はかつての国王からこの国の古書にも記されているプリキュアが地球にいると聞き、1年の間地球へ行って彼女達の力を借り、無事に王国を守ることが出来た…はずだった。
昔からブラックは何でも1つだけ願いが叶うという「スタージュエル」を狙って私達の国を脅かしている。そして今回もまたそれを狙って動き始めているようだ。
だがもう私も今となってはこの国を離れることは出来ない…。そうなるとやはり…
「そーれーはー俺のだ!!返せー!」
「こ、これはボクが先に見つけたんだよ!」
「俺が先に取ったから俺の物だ。なのにお前が横取りしたんだろ!?」
「ち、違うよ。ボクが最初に水の中で光ってるのを見つけたんじゃないか。それを君が…」
「うるさい!返せったらかーえーせー!」
「あの2人ったら何やってんのかしら…子供ねぇ。」
「ほーんと、理解出来ないわ。」
な…情けない…。我ながら情けない…。
あいつらを…特に我が息子を地球に送るなどとんでもない事なのではないか。だが…はぁ、困ったものだ。
「王様、アルネ様方が参りました。」
「…分かった。行こう。」