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スターサインプリキュア☆

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「ただいま!ごめんなさい、遅くなっちゃった〜。」
「おかえりなさい!おはよう。」
「おはよー!」
私の家はお母さん、お父さん、私、弟の4人暮らしなの。
「ねーちゃん、星占いコーナー始まるぞ。」
そう声をかけるのは星ヶ丘中学校3年生の悟。
結構優しいところもあると思うんだけど私から見れば生意気。一言多いのよね…。
「み、見なきゃ!!」
『おはようございます♪今日もキラキラ星占いのコーナーです。』
この星占い結構よく当たるの!毎朝見るのが日課なんだ。
「ねーちゃん今日合格発表なんだろ、受かんの?」
「きっと大丈夫!ほら!星占いだって…」
『さぁ、本日の1位はかに座か、おうし座か〜?』
「かに座で決定に決まってるよっ。」
『おめでとうございます!おうし座のあなた、第1位です!
今日は楽しい出来事が待っているかも!?ラッキーアイテムは…』
な…ななな…。
「え…じゃ、じゃあかに座は…。」
『そして、ごめんなさい。かに座のあなた、最下位です…。
今日はとんでもないトラブルに巻き込まれてしまうかも。ちくわを食べるといいことあるかも♪』
「ふ…ははは!ねーちゃん最下位だってよ!合格発表日に最下位とか笑えるし!!」
悟が私の横で笑い転げている。うぅ、なんでよりによってこんな日に…。
「こら、悟。お姉ちゃんそうでなくても緊張してるんだからからかっちゃダメよ。みのりも、あくまで占いなんだから当たるか分からないでしょ。大丈夫よ。1年間頑張ってきたんだから。」
「そうだな。みのりなら大丈夫だ。」
この2人は私の自慢のお母さんとお父さん。
お母さんは一家を支える主婦で、お父さんは介護士さんなの。
2人ともとっても優しくて、私がどんなに失敗しても笑顔で励ましてくれるんだ。
「悟っ。あんたもお父さんとお母さんみたいに優しい言葉かけれないのっ!?」
「やーだねっ。」
「こらっ、逃げるなー。」
それにしてもちくわ食べると…って。でも、この星占い結構当たるし、ちくわ買っておかなきゃ…!
「どうしたの、みのり?」
「あ、えっと、ご飯食べたらもう出るね。」
「分かったわ。よく噛んで食べるのよ。」
「はーい。」
やっぱりお母さんが作るご飯はおいしいな。お味噌汁なんて最高。よし、合格発表前にちくわ買いに行くかな。まだ少し時間早いけど結姫も一緒に行ってくれるかな。