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スターサインプリキュア☆

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「これで大丈夫だよ!」
私は部長さんのお父さんの奪われた光を戻してあげた。
今は気絶しているけれどもうしばらくしたら目を覚ましてくれるはず。
私達はバルジとメシエが消えた後再び部長さんの家へとお父さんを運ぶお手伝いをした。
「下まで送るわ。」
「あ、でもお父さんが目を覚ましたら…。」
「大丈夫、すぐに戻るから。」
そう言って私達はマンションの下へと向かう。
じゃあまた…と帰ろうとした時。
「今日は色々と個人的な話に巻き込んでしまって悪かったわ。」
「いえいえ!そんなの…ねぇ?」
私は後ろを振り返る。
『うんうん!』
「私は…色々思い違いをしていたのかもしれない…。ひたすら頑張って何でもこなして、家でもお母さんの代わりになる事で…今更だけどお母さん孝行になるって信じてた。でもお父さんの言う通り、確かにお母さんは私が笑うとすごく喜んでくれたのを…思い出した。こんな事今さら思い出すなんて馬鹿みたいだけど…。でも、そうしたら私…私自身はここ最近あんまり笑えてなかったのかな…って。」
「部長さん…。」
「もう少し…考えさせて。プリキュアの事も、他の事も。ロタは返すわ。」
「え、で、でもボク…。」
「また…会いに行く。」
「…は、はい。」
そう言って部長さんは私にロタ君を手渡し、階段を上がっていく。
「…そう言えばもう1つ思い出したの。」
2段ほど上がったところで振り返りこう続ける。
「お母さんのお葬式に来てた女の人達…きっとあの人達がお母さんのお友達であり、仲間である人…。
私、何度か遊んでもらった事がある気がするの。結構前だから明確には覚えてないけど。
でもその人達といるお母さんはいつも笑顔だった…。私もそんな風にたくさん笑える日が…また来るのかしら。」
「大丈夫ですよ、部長さん!きっとこれからはもっともっとたくさん笑えます!
私、いつでも部長さんの家で…あ、ほら結姫とのお笑いとか!」
「えぇ!ちょ、ちょっと!」
なんてバカな事言ってたんだろって自分でも思ったけど、部長さんの口元が少し笑ったように見えた。
気のせい…なのかな?
「ほんっと、図々しいわね、あなた。」
冷たい目をしてそう言われてしまった…。
そうだよね…。
「す、すみません…。」
「でも…あなたって不思議な人ね。」
「え?」
「また…学校で。」
そう言って部長さんは帰っていった。
「私達も帰りましょ。」
野木先輩はにこっとしてそう言い、歩き出す。結姫も先輩に続いて歩き始める。
きっと…私達は良い仲間に…なれるよね!
「はい!って置いてかないでよ〜!」
「みのりが遅いからでしょー!なーんてね。」
「もう、結姫ったらー!」
「ホントに置いていこうかと思ったわ、私。」
「え!?ちょっとどういう意味ですか先輩!」

次に先輩と学校で会うのが楽しみ!
よし、星研もプリキュアも…あ、勉強も!全力で頑張ってみせる!!