幻影のメサイア episodio.0
第四章「異国の来訪者」
永瀧(ながたき)にある永瀧(ながたき)空港。ここに一人の女性が永瀧へ降り立った。それはロンドンから日本へ来日したエミリアであった。両手には大きな荷物と鞄(かばん)を持っている。
エミリア「ふー・・・・ここが|永瀧《ながたき》ね。本当にここに『|あれ《・・・》』があるの?。」
???「『インデックス』の予言だからしかたないだろ。俺様もここへ来る破目になってしまったからな・・・。」
エミリア「ちょっと・・・まだ声を出さない。人気がない所まではまだ駄目よ。」
???「へいへい・・・・とっとと『あれ』を探して帰らなきゃな・・・・・。」
エミリア「気楽に言うじゃない。セーレム。そう簡単に見つからないわよ。本部の神秘部からの報告では・・・・『あれ』の力が小さすぎて、どこに隠されているのがわからないのよ。けど、場所の特定だけは捕捉できし、ここに反応があったという報告があったのよ。まあ、『あれ』の存在を確認するのが私達の任務だから。あんたも大人しくするんだね。」
セーレム「へいへい・・・。」
鞄(かばん)から発するセーレムと呼ばれる声の主と会話するエミリア。どうやらここで、アイオーンに関わる重要な場所であることが彼女自身もわかっていた。
エミリア「まずはこの街の情報収集が先ね。『あれ』の捜索と確保はその後で・・・。」
セーレム「なら、俺様に任せな。こういう隠密行動は俺に適しているから任せな。」
エミリア「・・・・。」
セーレム「って、何!?。そのゴミを見るような目は!!?。信じてくれ!!。マジで!!。」
エミリア「・・・・ふ~・・・わかったわ・・・インデックスから命令だからしかたないから・・・今は貴方を信じるわよ・・・・ただし・・・・怠けないようにね・・・。」
セーレム「!!!?・・・・ア、アイアイサー・・・・・。」
エミリア「は~~・・・インデックスの奴・・・・どうしようもない使い魔を送られたわ・・・・でも・・・腕は立つのは間違いは無いけどね・・・・・。」
どうやらセーレムと呼ばれる使い魔はかなりの怠慢な性格だが、使い魔としての腕前は高い模様。しかし、内心では心配するミリアムだった。
後にこの永瀧(ながたき)で一人の少女との出会うのであった・・・・・。
作品名:幻影のメサイア episodio.0 作家名:kimutake