幻影のメサイア episodio.0
第三章「アイオーンを探す者と追う者」
永瀧(ながたき)・とあるビルの屋上。
ヒュウウウウウウウウウウ・・・・・・・・ピコピコ・・・ピコピコ・・・。
???「ふ~・・・・・迷ったニャ~~~~・・・・・・・・・。」
猫のような生物がビルの屋上から見回していた。
猫?「ここにアイオーンの力を受け継ぐ者がいることが間違いにゃいけど・・・・一刻も早く見つけないと・・・!!。」
突然、猫?が何かの気配を感じて振り返ると、そこには無数の黒い怪物がいた。その怪物は全身が黒く虫を思わせるような触覚に、丸く黄色い瞳が持っている。じりじりと猫のような生物を迫りつつある。
猫?「にゃにゃ!!。ハ、ハートレス!!。どこまで追いかけてくるんにゃ。これでも食らえにゃ。」
ボオオオオ・・・・バシュウウウウン・・・・チュドオオオオオオン・・・ワラワラ・・・ワラワラ・・・。
猫?「げげっ!!・・・しつこい奴らにゃ。」
右手から火の玉を放って攻撃し、数体を倒したが、やはり無数に出てくる。そこへ、蜥蜴のような姿の巨大な黒い怪物が現れた。
黒い怪物「キシャアアアアアアアアアア・・・・・・・。」
猫?「げげっ!!・・・リ、リバーシャ!!?・・・親玉まで出てきたにゃっ。」
さすがに多勢に無勢であり、絶体絶命に陥る猫?。そこへ、蜥蜴のリバーシャが口からエネルギーを収束していた。
カアアアアアア・・・・・。
猫?「にゃにゃっ!。やばいにゃっ!!?。」
とっさに屋上から飛び降りろうとする猫?。しかし・・・・・。
ピカッ・・・チュドオオオオオオオオオオオオオン・・・・・・・・・。
猫?「にゃああああああああああああああああああああああああああ・・・・・・・・・・・・・。」
蜥蜴のリバーシャの放つエネルギー波による爆発を受けて吹き飛ばされる猫?。そして、トラックの後ろに落ちて行った・・・・・。
ボフッ・・・・ブルルルルルルン・・・・ダアアアアアアアアアアアアア・・・・・・。
トラックは街の中へと走っていった。
蜥蜴のリバーシャ「シャアアアアアアアアア・・・・・・オエ・・・・・。」
ゾロゾロ・・・ゾロゾロ・・・・・。
蜥蜴のリバーシャの命令を受け、トラックの後を追うハートレス。どうやら、ハートレスはリバーシャの眷属であるようだ。その頃、トラックに落ちた猫?はというと・・・・・。
猫?「にゃ、にゃああ・・・うううううん・・・。」
蜥蜴のリバーシャの攻撃で負傷を負う猫?を乗せたトラックは永瀧(ながたき)へと向かっていた。
後にその地でアイオーンの力を受け継ぐ者と出会うのであるが、それは次のお話で・・・・。
作品名:幻影のメサイア episodio.0 作家名:kimutake