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時計~tokei~
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とある霊術の完全再現 第二話「完全再現」

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パーフェクトリバイバー
とある霊術の完全再現    第二話「完全再現」
小萌先生のスケスケミルミルに2時間もかかってしまった。それでも今は15時30分だった。
一回、遼に帰ってバスに乗るとしても20分は余裕がある。俺は遼に帰ることにした。
そういえばスケスケミルミルをしている時に。
「小萌先生スリーカードじゃん。ご主人ここは降りたほうがいいですよ。」
と幽子が言ってきた。
少し嘘っぽかったが俺は幽子のいうことを聞いた。
そして小萌先生の出したカードはなんとスリーカードだった。
このあとも幽子に力を貸してもらい4連勝した。あと一回勝てば自由の身だった。
「先生はノーペアです勝てます。」
「よし」
おれは自信満々で先生に手札をみせた。すると小萌先生の泣きそうだった顔が急に
満面の笑みになった。そして先生の出したカードを見ると、なんとロイヤルストレート
フラッシュだったのだ。
俺は幽子騙された屈辱と先生のロイヤルストレートフラッシュのことで泣きそうになった。
俺は、幽子に当たるはずもないのに右手で軽く幽子の腹にめがけてパンチした。
「いった!ちょっと何するんですかって、あれ…なんでご主人私に触れるんですか?」
といった。
そう俺のパンチは確かに幽子にあたったのだ。
結局、自分の力でスケスケミルミルには勝ったものの、なんで自分の右手が幽子に
当たったのかが疑問でしかたなかった。
(霊力に関係あんのかな?)
と右手を見ながら。帰っていると。幽子が俺に話しかけてきた。
「んもぉー。結構痛かったんですよ。お詫びに夕飯は親子丼にしてください。」
「おまえ食べもん食えんのかよ。」
(あれ…この会話、昔したことあるような…気のせいか?)
「でもなんでご主人の右手が私に当たったんでしょうね?、やっぱり能力?」
「知らねぇ、自分で言うのもなんだけど俺の右手かなりふしぎだからな…」
おれの右手は結構不思議な力をもっている、おれの右手は触った相手の能力を取ることができる。
取るというより真似ると言ったほうがいいのか…。
「もしかして霊力と関係あるんじゃ。」
「かもしれませんね、ご主人。」
「考えたら喉が渇いてきた。自動販機でヤシの実サイダーでも買うか。」
「あぁひどいですご主人、私が飲めないからって自慢する気なんですね。」
「違ぇよ、なんか飲まねぇと俺が熱中症で死んじまう!」
俺は自動販売機に向かって走り出した。
財布の中を見ると中には二千円円がはいっていた。
「なんで二千円がはいってるんだ?」
「まだ絶滅してなかったんですね(笑)」
「みたいだな。ていうか笑うな。」
俺は二千円入れてヤシの実サイダーのボタンを押した。
「っえ。なんでヤシの実サイダーでないの?ていうか二千円返せぇぇぇぇ!」
「ハハハハハハ!自動販売機バクった!あははははは。」
「不幸だ…。ハァ」
「どんだけ不幸なんですか、あはははははは!」
「水分は家で補給するか…幽子帰るぞ。」
「はい、プププ」
「いつまで笑ってんだよ…。」
(そういえば幽子の苗字聞いてなかったな)
「なぁ幽子、おまえ苗字教えてくれないか?」
「すいません私、苗字ないんです。」
「えっ。なんで?」
「私、死ぬ前の記憶がないんですよ。」
「そうなんだ…すまん。」
「いいんですよ気にしてないし。あぁ、もう遼につきますよ。」
前を見るといつもの寮がそこにあった。

15時41分、遼に到着。
俺はジーパンとフード付きの半袖に着替えた。
「ご主人、ちゃんとバス代持って行ってますか?」
(おっと忘れてた、こうゆうところは気が利くんだな。)
「バス代と時計とケイタイとあとこれだけでいいかな。」
「ご主人行きますよ。」
「おぉ。ってあれ。」
幽子はいつもの白衣ではなく、ピンク色のワンピースを来ていた。
「幽子なんで着替えた。」
「霊にも服を着替えたい時があるんですぅ。」
「あとその服どこから持ってきた。」
「霊力でだしました。」
「霊力かよ…おまえ霊力使えるんなら説明してくれよ。」
「説明しようにも難しくて…。」
「そうか、やべぇぇ!いま4時じゃん!」
「次のバスは4時10分ですよ間に合うんですか?」
「間に合うかなんて関係ない、間に合わせるんだ!」
「カッコいいけどカッコよくないですご主人。」
16時58分、ギリギリバス停到着
俺は汗だくだくになっていた。
「めっちゃ疲れた…」
「ご主人大丈夫ですか~。あぁ、見てくださいご主人バスがきましたよ」
「幽子、バスの中は喋れないから返事はケイタイの文章で返事するから。」
「了解です」
バスのドアが開く。バスの中からくる冷気に少し感動してしまった。
(さすだ現代化学、おまえ以上に俺を幸せにしてくれるものはない…)
俺たちはバスに乗り込んだ。
俺は席に座りケイタイを開いた。
(そういえばバス乗るの久々だな…学園都市に来たとき以来じゃないか?)
「あの…ご主人。私どうしたらいいのでしょうか。」
幽子は手を水平にして倒れないように必死にバランスをとっていた。
(やばい、笑いが出そう…ここで笑ったら変人と思われる。我慢しろ…俺)
おれは慣れた手つきで文章をうつ。
《上にぶら下がってるのを持て。》
「これですか?」
《そう、それだ。》
幽子はつり輪を掴んだ
「ありがとうございますご主人、あのバス乗るの初めてなんですよ。」
《そうなんだ意外だな。》
「そういえばご主人の好きな食べ物は何ですか?」
《そうだな親子丼かな?昔よく食べてたし。》
「以外、私と同じじゃないですか!」
《お前も好きなのか!》
「はい、あの卵トロッっとしたところがたまらないですよね!」
《そうそう、今日の夕飯親子丼にするか。》
「そうしましょう。おっやこっどん♪おっやこっどん♪」
《おい、もうすぐつくぞ。》
そして俺たちはバスから降りて、○○ビルに向かった。


16時15分
予定よりも15分も早く来ていたのに斉藤さんはもう現場についていた。
「斉藤さん、すいません待たせてしまって。」
「大丈夫だ神崎君、私もいま来たところだ。では早速霊力の説明をするとしよう。霊力
は人が絶対に持っている第六感のことだ。」
「six senseってやつですよね。」
「そう、霊力は個人差があって私の場合は人よりも霊力がつよいのよ。」
(レベル4で霊力もちとか完璧すぎだろ・・・)
「俺の場合はどうなんですかね・・・」
「神埼君の場合は幽子のちょっかいで霊力が鍛えられたんだと思う。」
「ちょっかい?」
「ギクッッッッ!」
幽子はすごい汗をかいていた。
「ゆぅぅぅうぅぅぅこぉぉぉ、ちょっかいってなんのことかなぁぁぁ?」
幽子は俺から目をそらした。
「いやぁ、あまりにもご主人が私に気づかないから・・。ご主人が悪いんですよ。
ご主人が気づかないから・・・。」
「俺が頭が痛かったのも、腹が痛かったのも全部お前のせいだったのか・・・。幽子ぉぉぁ
覚悟できてんだろぉぉなぁぁぁ。」
「すいませぇぇぇぇぇん」
幽子はダッシュで逃げた、俺は追おうとしたが斉藤さんがすごい速さで幽子を捕まえた。
「まて幽子、まだ話は終わってないぞ。」
「ごめんなさい千春。」
斉藤さんは鬼のような顔をしていた。
(こぇぇぇぇぇぇぇ)