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時計~tokei~
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とある霊術の完全再現 第二話「完全再現」

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「ってあれなんで斉藤さん、幽子をさわれるんですか?」
「霊力を鍛えれば霊にも触れるようになるよ、でも今の神崎君には触れないと思う。」
「千春、ご主人は私にさわれるよ。右手だけだけど。」
「えっなんで・・・。神崎君、いま霊は何人みえる?」
「幽子だけですけど・・・」
「いま霊は見える限りでは15人以上はいるわよ。」
「えぇ、マジですか」
「神崎くんは幽子しか見えるくらいの霊力しかないのになぜ・・・」
「やっぱりご主人の右手の能力なんでしょうか?」
「うーんわかんねぇなぁ。」
(もしかして。)
「あの斎藤さん、手触ってもいいですか?」
「えっ///いいけど。」
「あぁご主人、私という存在がありながら目の前でなにプロポーズしようと
してるんですか。」
「ちげぇよ。じゃぁ斉藤さん触りますよ。」
「えぇ」
俺は右手で斉藤さんの手を掴んだ。斉藤さんは掴んですぐ俺の右手を強く払った。
(なにこの感触。なんか吸い取られるようなこの感じ、神崎くんは一体何を・・・。)
「やっぱりそうなりますよね・・・すいませんおどかせてしまって。」
「えっ、あぁいいのよ。」
「やっぱり、斉藤さんってこうゆう感じにれいがみえてたんですね。」
「もしかして、霊が見えるの神崎君?」
「はい、見えますよ。」
「なんで、こんな短時間で霊力が強くなるなんてありえない。私の霊力が吸い取られたの
?」
「吸い取ったっていうよりコピーしたって言う方がいいのかな?」
「神崎くんはレベル0でしょ、もしかしてあなた能力者じゃ。」
「あぁ吹寄がきましたよ!さぁ斉藤さんいったいった。」
おれは斉藤さんの背中を押した。
「ちょ、話はおわってないでしょ。」
「話はあとから聞きますから。」
俺は斉藤さんを吹寄の目の前に行くように思いっきり押した。
「ご主人、うまく話をそらすことができましたね。」
「そうだな」
斉藤さんは少しパニックっていたけれど。すぐに冷静になり。吹寄に一礼をした。
この時、吹寄の背後に黒いオーラを出した霊がいた。
(あれが悪霊か・・・)
「こんばんわ吹寄さん。」
「こんばんわ斉藤さん。って話たいことってなに?」
「あの、たいしたことではないんですけど、最近肩がおもかったりしませんか?」
「えぇ、私あまり肩こらないんだけど最近肩がこってて。」
「あの吹寄さん。驚くかないで聞いてください。」
「あなたに悪霊が・・・」
斉藤がしゃべっている途中で悪霊は吹寄に取り付いた。
「やばい」
斎藤はぽけっとから何かを取り出そうとしたがそれよりも先に悪霊の取り付いた
吹寄が取り出そうとした手を掴んだ。
「ぐぅ」
斎藤の手から出て来たものは、塩だった。
「ふん塩か、小賢しい真似を。」
「いつから気づいていたの?」
「屋上に行った時に少し話を聞かせてもらった。・・・今後邪魔にならないように今のうち
に殺しておくか。」
(やばいこのままだとやられる。)
その時、小石が拳銃くらいの速さで飛んできて壁にめり込んだ。
(この能力は私の能力、物体加速!、私の限界でも時速600kmくらいしかだせ
ないのにさっきの小石は時速850kmくらいはあった。レベル4のなかでこの能力
が使えるのは私だけのはず。いったい誰が・・・。)
斎藤は後ろを振り向くとそこにはフードをかぶりゴーグルをつけた神崎隼人がたっていた。
「斉藤さんそこをどいてください!」
斉藤はうなずいて吹寄との距離をとった。
「どうゆうこと・・・神崎君はレベル0のはず・・・なのに」
「ご主人はレベル0じゃないですよ。千春」
「幽子いつからそこに、でも神崎君はアンチスキルのデータでもレベル0に・・・」
「ねぇ千春、学園都市の都市伝説しってる?」
「完全再現のこと・・・まさか」
「そう、ご主人は学園都市で1人しかいないコピー系能力者にして学園都市最強のレベル5
の上をいく存在。レベル6の完全再現、神崎隼人なんだよ、でも世間に知れると危ないから
アンチスキルがこのことを隠してるわけ。ちなみにご主人は触った人の能力をコピーして
レベル5まで引き出す能力の持ち主です」
「神崎君がレベル6…」

神崎は悪霊にとりつかれた吹寄に近づいていく。
「そうかお前が完全再現か。」
「悪霊、吹寄から離れろ」
「それはできんな、このからだ結構うごきやすいからな!」
悪霊は瞬間移動した。おれの目の前に移動して思いっきり神崎の顔にパンチをくらわせた。
「がはぁ、なんでだよ吹寄は無能力者のはずじゃ!」
「神崎君、敵は霊術を使って能力を出しているのよ!」
「霊術って何ですか!」
「霊術は霊が異能を使うときに絶対に必要な技術よ。悪霊は吹寄さんの血を消費して能力
を出しているのよ!」
「っていうことは能力を使いすぎると。」
「吹寄さんは血が足りなくなって死ぬわ。」
「なんだって・・・」
悪霊はまた瞬間移動して神崎の目の前に姿を現した。
「俺はもう死んでるから誰が死のうが関係ないんだよ!死ねぇぇぇぇ完全再現!」
悪霊は神崎に殴りかかった。
神崎はパンチをするりとかわし一歩踏み込み、悪霊平手打ちをした。
悪霊は平手打ちの衝撃で吹寄から離れた。
「がはぁ、クソまだだぁ」
悪霊は吹寄に取り付こうとした。
「いまだ幽子吹寄に取り付いて霊から離れろ。」
「了解です。ご主人」
幽子は悪霊よりもすぐに取り付きダッシュで逃げた。
「くそ・・・こんなはずじゃ」
「おまえさっき死んだって関係ないとかいったよな?じゃあまずはそのふざけた幻想を
ぶち殺す!!!」
神崎は右手で思いっきり悪霊を殴った。
悪霊は5mくらい飛んで気絶した。そのとき悪霊の黒いオーラが消えた。
(邪気が消えた。こんなことあるはずがないのに、神崎君いったいきみはなにもの
なの…)

10分後~
「あのすいませんさっきはひどいことしてしまって」
気絶から目を覚ました悪霊が俺たちに謝ってきた
「いいよ別に反省してんなら許してもいいけど、一歩間違えたら死んでたんだぞ。」
「本当に申し訳ございません」
「どうする?吹寄全然起きないぞ・・・」
「大丈夫、私が連れて帰るから神崎くんは先に帰ってて。」
「大丈夫、千春?顔がかなり疲れてるけど。」
「この一日で私が思ってたことが簡単にひっくり返されたから受け入にくくて」
「斉藤さんいいの?俺が吹寄おくろうか?」
「いいよ呼んだの私だし」
「そうかありがとう斉藤さんまた今度」
「あぁまた今度会おう」
「じゃーねー千春。」
俺たちはこの場をあとにした。


とある霊術の完全再現  第二話「完全再現」ー完ー