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俺ケンカする気ないんで・・・

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「ダブりッシュ!」※着いてこい!的な
「べル坊〜俺別に舎弟いらないぞ?」
「ア〜イ?」※そうなの?的な
いやちょっと待て何俺が勝手に舎弟扱いになってんの?
俺許可してないんだけど?
「おいお前ら何勝手にえ〜と?柊木君?をさ、舎弟扱いしてんの?柊木君
さっきから(え、えぇ)みたいな感じで困ってるよ?」
「バカ野郎!!!」
「アイダブ!!!」※バカ野郎!!!的な
「なぜ!!!」
男鹿とベル坊が古市を殴る。
「古市!男は根性だ!」
「うっせーよ!根性もクソも礼儀が必要なんだよ!!!」
「ダブ!!」※うっせーよ!!的な
「イタッ!叩くなベル坊!」
はっはっはっ!面白いね!今のうちに逃げていいかな!?
「おい!柊木君もなんか言えよ!?」
「ん?あーんー。俺舎弟になる気ないんで、逃げます」
「「「は???」」」
「ではアデュー」
俺は窓から飛び降りる。ここはまだ2階だから落ちても多分大丈夫だと思う。

上の方見てみるとあの三人が呆けてる。三人そろってモアイ像のように立って
る。
まぁ追ってこなそうなのでそこらへんを歩いていたら東条先輩に会ってしまっ
た。てか目つき怖っ!!
「お前、誰だ。」
「は、はひぃこのたび転校してきた柊木醜といいます!」
「つまりテンコーセーってわけか。」
「はい!」
あ、でも案外良い人だなと思った矢先、それを見事に打ち砕いた、なぜなら、
「ケンカしようぜ・・・」
と言われたからだ、てか俺死ぬかもしんないんですけど・・・
「あ、いや、俺や今・・・そう!今ケンカしてきて体力へったんすよ!だから
だから今はケンカできないっす!だからまた明日ってことでいいですか!?」
あぁ〜〜〜〜やっベ〜〜〜〜こんなこと言わなきゃよかった〜〜。
もーやだもーやだ、東条先輩「あぁ!?」とか言ってきそう!
東条先輩は後頭部を右手でかき
「あ〜〜そうなのか!じゃっまた明日ケンカしようぜ!」
といって去っていった。
「ふぅ〜〜良かったー」
マジ良かったー。俺は時計を見るともう昼になっていた。
もう昼か、飯でも食うかな。そう思った俺はいったん教室に戻った。
しかも案の定またあの人たちがいた。
「あ、これは柊木さん。何の御用で?」
さっきとはまるで別人のような話し方だ。
「いや弁当を取りに来ただけだが?」
「そっすか、じゃっ俺取りにいきますよ?どれですか?」
まじか。俺舎弟になる気ないけど舎弟作る気もないぞ?
「いいって、あと別に敬語じゃなくていいよ」
俺はこの別人みたいにかわった不良たちの間をぬけ、自分の弁当をとると、
俺は裏庭に行った。