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部長として。

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 おまけ

~放課後~

真田になんとか言い訳が通じて赤也は大人しく見学することができた。これから明日の練習試合のメンバーの組み直しを考えなければ。俺は考える。この立海テニス部に欠けていいメンバーなんて誰もいないし埋めることだってできない。だからこそ赤也の自覚のなさに少し腹が立った。起きた事はしょうがないし赤也だってワザとしたわけじゃない。赤也の怪我が治るまでは大人しくしてもらおう。

「ふ、副部長!俺に何かできることないっすか!?」

「怪我をして試合に出れないのだから早く怪我を治せ!!お前が今できる事はそれだけだ!幸村にも言われただろう!」

「そ、そんなー!!」

外からそんな会話が聞こえた。

「本当に頭の弱い可愛い後輩だよ。赤也は。」

思わず笑みがこぼれてしまった。



作品名:部長として。 作家名:瀬那