機動戦士ガンダムRS 第30話 約束の地
発令、ウィリアム・サザーランド大佐」
そこで通信が切れた。
※
アスラン大尉とキラ少尉は、食堂にいた。
2人の目の前には、食事が置かれていたがキラ少尉は手付かずだった。
それにアスラン大尉も気づいた。
「キラ、ちょっとでも何か食べないと。
夜とかちゃんと寝られるわけないか」
アスラン大尉は、キラ少尉に少しでも食べ寝るようにいった。
廊下では、トリィが飛んでいた。
そこに整備員が2人食堂に来た。
「しかし常識を超えた機体って言われても想像がつかないな」
2人の会話は、新たに配属される新型機のことだった。
「まあ何は、ともあれふたを開けてのお楽しみさ」
1人は、配備されるまでのお楽しみとしていた。
「ストライクの改造部品って言うのも気になるよな?」
2人の会話が新型機からストライクガンダムに移った。
「あれを改造してどうするんだか」
1人が愚痴った。
「ヤマト少尉が乗るんじゃないか?」
もう1人が答えた。
「バカか?
ヤマト少尉は、新型機に乗るに決まってるだろ?」
もう1人が答えると納得した。
「そうなると新しいパイロットが配属されるんじゃないか?
それともアルスター二等兵が今度は、乗るとか」
その言葉にキラ少尉が反応し体を震わせた。
アスラン大尉は、自分とキラの食事を下げた。
「キラ、行こう」
アスラン大尉は、キラ少尉を連れて食堂から出た。
キラ少尉は、うつむいたまま廊下を歩いていた。
「キラ」
キラは、呼ばれて振り返るとフレイがいた。
そこにトリィが来てキラの肩にとまった。
アスランは、2人っきりの方がよいと判断しその場を去った。
「何?」
キラがフレイに質問した。
「サイがミリアリアを気遣ってるの。
それで私だけ何もしないなんてひどいからせめてキラの元気を取り戻そうと思って」
フレイが用事を言った。
するとキラは、ため息をついた。
「それは、だめだ」
キラは、フレイを拒絶した。
「何で?」
フレイは、キラの言葉がわからなかった。
「僕は、前から君のことが好きだったんだ」
フレイは、キラからのまさかの告白に驚いた。
「トールを失って寂しいときに好きな女の子にやさしくされると勘違いしちゃいそうで怖いんだ」
キラは、フレイを拒絶した理由を話すと背中を向けた。
「だから今は、サイと一緒にミリアリアを気遣ってほしい」
そういうとキラは、走っていった。
フレイは、どうして良いかわからずその場で立ち尽くしていた。
※
ドゴス・ギアのマン・マシーンデッキでは、ガンダムサイガーのバイオセンサーの搭載が完了した。
サオトメは、テスト操縦のためガンダムサイガーに乗り起動させた。
そしてガンダムサイガーをカタパルトに固定させると発進命令を待った。
「ガンダムサイガー、発進どうぞ」
マーネリー軍曹が発進命令を出した。
「アツシ・サオトメ、ガンダムサイガー出る」
サオトメは、マーネリー軍曹の命令で発進した。
後方からは、異常事態への対応のためシグマン大尉が出撃した。
サオトメは、ガンダムサイガーを海上に飛行させると複雑な軌道を描き操縦感覚を味わった。
「バイオセンサーの調子は、どうですか?」
シグマン大尉が通信を入れた。
「悪くない。
最大稼動モードを試す」
サオトメは、最大稼動モードを試すことをシグマン大尉に伝えた。
「了解」
シグマン大尉は、不測の事態に備えた。
サオトメは、ガンダムサイガーを最大稼動モードに入れた。
機体は、放熱フィンと排熱ダクトを展開して最大稼動モードに入った。
サオトメは、久々の最大稼動モードに興奮していた。
「調子は、どうですか?」
シグマン大尉が様子を聞いた。
「すばらしい。
これなら思う存分最大稼動モードを活かせる」
サオトメは、最大稼動モードができることに感動していた。
「今日は、これくらいにしましょう」
シグマン大尉がテストを打ち切った。
「了解」
サオトメも最大稼動モード切り2機は、帰艦した。
※
アークエンジェルには、2機の新型モビルスーツが配備された。
「GAT-X110Aフリーダム、GAT-X109Aジャスティス。
ニュートロンジャマーキャンセラーってことは、核で動くのか?」
マードック曹長は、フリーダムガンダムとジャスティスガンダムを見てそういった。
作品名:機動戦士ガンダムRS 第30話 約束の地 作家名:久世秀一