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機動戦士ガンダムRS 第31話 闇の胎動

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「若い女性の間では、これが流行っているのかな?」
 サオトメは、クーパー中尉に疑問をぶつけた。
「どうでしょう」
 クーパー中尉もわからなかった。
サオトメは、少し考えた。
「なあクーパー、ひとつ聞いて良いか?」
「別にかまいませんよ」
 サオトメの質問にクーパー中尉が答えた。
「妹とは、クーパーにとってどういう存在なんだ?」
 サオトメは、積年の疑問をクーパー中尉にぶつけてみた。
「存在ですか。
そうですね。
うまくいえないですが自分が障子だとすれば妹は、猫ですね」
 クーパー中尉は、何とか兄弟の関係を説明した。
「障子と猫?」
 サオトメは、クーパー中尉の説明が理解できなかった。
「そうです。
障子って猫に穴を開けられたりするじゃないですか。
でも障子ってされるがままですよね」
 クーパー中尉は、説明を始めた。
「動物を襲う障子があるなら見てみたいな」
 サオトメは、冷静に突っ込んだ。
「そのように妹がちょっかいを出してきても兄は、年上なのであまり反抗できないんですよ」
 クーパー中尉は、兄妹の苦労を聞かせた。
「なるほど」
 サオトメもそれで理解できた。
「だから妹じゃなくて弟だったらよかったのにとつくづく思うんです」
 クーパー中尉は、サオトメに過去の願望を話した。
「なぜ?」
 サオトメは、クーパー中尉に質問した。
「漫画の貸し借りときとかも趣味が合いやすそうで便利そうだし」
 クーパー中尉が理由を述べた。
「そうだな」
 サオトメは、すぐに納得し少し考え込んだ。
「俺にも兄弟姉妹がいれば本の貸し借りができたのかな」
 サオトメは、急に1人っ子が寂しくなった。
「じゃあ今度小説の貸し借りをしましょう」
 クーパー中尉の提案にサオトメは、驚いた。
「いいな」
 そのときサオトメは、何かに気づいた。
「でも時期的にオペレーション・スピットブレイクの後だから戦争が終わった後になるな」
 サオトメは、オペレーション・スピットブレイクで戦争が終わると信じていた。
「後もう少しですね」
 クーパー中尉は、感慨深くいった。
「そうだな」
 2人は、しみじみそう感じた。