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クーパー中尉は、ビーム・マシンガンで1両のブルドックと1基の地対空75mmバルカン砲塔を破壊した。
2機のブルドックがクーパー中尉に向かってミサイルを撃った。
クーパー中尉は、バルカン・ポッドでそれを迎撃した。

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　3機のスピアヘッドがユーピテルに20mmバルカン砲を撃ったがバルカン・ポッドで迎撃され撃墜された。
1機のディンは、ユーピテルのビーム・マシンガンを回避し続けたがとうとう命中され撃墜された。
さらに1機のスピアヘッドは、2機のユーピテルのバルカン・ポッドに襲われた。
パイロットは、類まれな機体操縦で回避し続けた。
しかしそれも限界だった。
「隊長、隊長」
　それがパイロットの最期の言葉だった。

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　もぬけの殻の司令部のモニターには、戦況がむなしく映っていた。

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　ドゴス・ギアは対空砲、ミサイルと主砲を撃ち弾幕を形成していた。

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　1機のユーピテルは、ハンド・グレネードを1隻のギアリング級駆逐艦に命中させ撃沈した。
1機のユーピテルは、1隻のギアリング級駆逐艦に着艦すると艦橋をビームサーベルで切り撃沈した。

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「ミサイル、撃て」
　ブライアン艦長の命令でミサイルが発射した。
そのミサイルが接近していた1機のグゥルに載ったジンに命中した。
「ミサイル、来ます」
　ステファニー軍曹が叫ぶように報告した。
「回避、取舵」
　ブライアン艦長の命令でドゴス・ギアは、取舵で回避したものの1発が命中した。
その衝撃は、ブリッジを襲った。
「右舷デッキ、被弾」
　これによって右舷デッキは、着艦できても発艦できなくなってしまった。

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　2台の自走リニア榴弾砲がユーピテルに踏みつけられ撃墜した。
1機のザウートがユーピテルに対空砲を撃ったがビーム・マシンガンの反撃で撃墜された。
　断崖には多数のヘルダート砲塔が弾幕を張って機体発進口からグゥルに載ったジン、ディンとスピアヘッドが出撃した。
ザウートと自走リニア榴弾砲の小隊がベースジャバーに載ったユーピテル隊を攻撃していた。
「撃て。
ナチュラルなど皆殺しにしてみろ」
　ザウート小隊の隊長が命令した。
しかし1機のザウートがユーピテルのビーム・マシンガンで撃墜した。
そしてユーピテル隊は、ベースジャバーにあるミサイルを撃って自走リニア榴弾砲の小隊を全滅した。
1機のザウートがベースジャバーからジャンプしたユーピテルにビームサーベルで切られ撃墜された。
「砲火をもっと集中させろ」
　しかし直後この機体もユーピテルに撃墜された。
1両の自走リニア榴弾砲がユーピテルのビーム・マシンガンに破壊された。

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「面白くない戦いだな。
こんなものなのか？」
　メインゲート内に侵入した第112遊撃艦隊所属のユーピテルのパイロットの1人が戦いの簡単さのあまりぼやいた。
そのため隙ができておりそこにブルドッグに狙われた。
しかしガンダムサイガーの援護攻撃でやられずにすんだ。
「油断するな。
放棄寸前とは、いえ敵本部なんだぞ」
　サオトメは、油断したパイロットに喝を入れた。

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　歩兵2個連隊は、周りを警戒しながらガウが見えるところまで近づいていた。

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　ユーピテル部隊は、2隻のギアリング級駆逐艦を撃沈した。

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　モーリス少尉のユーピテルは、右腕をミサイルで破壊された。

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　それは、直掩をしていたミサキ中尉も確認できた。
「フリック少尉、戻ってきて。
モーリス少尉の穴を埋めて」
　ミサキ中尉が近くにいたモーリス少尉に命令した。
モーリス小隊は、ミサイル群を回避しつつ直掩に就いた。

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「主砲、撃て」
　ブライアン艦長の命令で主砲が発射した。
その主砲でディン1機と2機のグゥルに載ったジンを撃墜した。
「尚もディン接近。
数6」
　ステファニー軍曹が絶望の中報告した。
「この陣容では、対抗し切れませんよ」
　チャップ中尉がブライアン艦長に訴えた。
「サオトメ少佐は、戻ってきてくれますよね？」
　マーネリー軍曹が不安そうにイワン曹長に質問した。
「こっちが全滅する前に来てくれればいいけどな」
　イワン曹長が難しそうに答えた。
「お前らしっかりしろ。
サオトメがいなければその程度か」
　ブライアン艦長が皆に喝を入れた。
「ミサイル接近」
　ステファニー軍曹が報告した。
対空砲で迎撃したが1発が命中した。
その衝撃は、ブリッジを襲った。

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　2個連隊は、ガウに収容し始めた。
そのときマゼランから通信が入った。
「少佐、具体的な規模はまだ入ってませんが基地地下にサイクロプスがあると報告がありました」
　サオトメは、周りを警戒しながら聞いていた。
「了解。
δ艦隊とη艦隊にも教えてくれ」
　サオトメは、通信士に命令した。
「通信をしましたがNジャマー濃度が高く通信不可能な状況です」
　サオトメは、通信士の言葉を聞くとNジャマー濃度を確認してみた。
確かにNジャマー濃度は、高くとても通信ができる状態ではなかった。
サオトメは、ガウに通信を入れた。
「こちらη艦隊所属マン・マシーン隊長のアツシ・サオトメ少佐だ。
撤退の話を聞いたがどれくらい離れればいいか答えてほしい」
　サオトメは、どれくらいアラスカから離れればいいか質問した。
「正確には、不明ですが基地から10km以上離れれば大丈夫かと思われます」
　サオトメは、周辺地図を見た。
「了解。
収容作業を急がせろ」
　サオトメは、そう命令すると通信を切った。

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　アラスカ基地内部では、負傷者の手当てが行われていた。
「滅茶苦茶だぜ」
　兵士の1人がぼやいた。
「防空隊の支援を要請しろ」
　兵士の1人が命令した。
「分かりました」
　部下が走っていた。
「なに？
第11防空隊が全滅？
そんなバカな」
　兵士の1人が通信内容に驚愕していた。

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　地球軍幹部の乗ったボズゴロフ級には、戦況が報告されていた。
「まだどのゲートも突破されては、いないようです」
　サザーランド大佐が幹部たちに報告した。
皆は、コロニー軍の攻撃の薄さにいらだっていた。
サザーランド大佐も自分の席に座った。
「最低でも8割は、誘い込みたいものですが」
　サザーランド大佐は、そう願望しサイクプス起爆装置を見た。

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　サウス中尉は、1隻のギアリング級駆逐艦に狙いを絞った。
近くには、直掩のディンが1機攻撃していたがそれを回避しつつビーム・マシンガンでブリッジと機関部を破壊した後ついでに撃墜した。
さらに別のギアリング級駆逐艦にビームサーベルを投げ撃沈した。