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こらぼでほすと 風邪2

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「今から足腰立たなくして欲しいか? ママ。イヤなら大人しく寝ろ。明日も寝てろ。いいな? 勝手に動いたら凹にするぞ。」
 マグナムを眉間にセットされて怒鳴られると、ニールも、さすがに反論できない。はいはい、と、頷いて立ち上がる。悟空を手で呼んで、準備した弁当のおかずを、ひとつずつ指差して教えている。
「リジェネ、ママニャン、風呂は? 」
「まだ入ってない。僕も。」
「じゃあ、おまえ、ママと風呂に入れ。」
「了解。」
 帰宅後、坊主と悟空は風呂に入った。残るは、ニールとリジェネだ。風呂に入れて、喉の湿布薬を張り替えてクスリを飲ませるのが、ハイネの仕事だ。明日の確認が終わると、すぐにリジェネが風呂に誘導する。それを見送ると、悟空は戸締りに走る。
「三蔵さん、しばらく、こっちに滞在するぜ? 」
「今更、言うか? ハイネ。あれ、なんとかしておけよ? ただし、もどきの件はスルーだ。」
「わかってる。ありゃ、ママニャンしか治せないからな。」
 刹那が不承不承にも傍を離れるのに三ヶ月はかかった。あれほどではないだろうが、少し時間はかかるだろうと、ハイネも予想している。
作品名:こらぼでほすと 風邪2 作家名:篠義