魔法少女まどか★マギカ~マギカ★parallel~ 第3話
「やれやれ、まさかイレギュラーがもう1人現れるなんてね。本当に訳が分からないよ。何が起こるかなんて予測不可能だね、まったく。」
呑気な可愛らしい声が響いた。リッカは驚きのあまり心臓が口から飛び出しそうになった。声の主はリッカの机の上にいた。
リッカの机の上に、見たこともない不思議な白い生き物がすわっていた。くりくりとした赤い目。猫の耳に似た形の耳の中からウサギの耳のような長い耳がもう1つ伸び、それには金色のピアスのような輪がついている。体つきは猫に似ているが、どう見ても普通の生き物ではない。そんな変な生き物が机の上で大きな長い、ふわりとしたしっぽを静かに振りながら座っていた。
作品名:魔法少女まどか★マギカ~マギカ★parallel~ 第3話 作家名:猫耳奉行