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魔法と恋と世界の平和

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しばらくの間は魔法の練習だけに時間を使うことになった。

なのは
「う―ん。うまく出来ないよ―」


「なのはちゃんは何の練習してるの?」

なのは
「何て言うんだっけ?」

レイジングハート
「アクセルシューター」

なのは
「そう、それだった。ありがとう、レイジングハート」

レイジングハート
「You're welcome」


「で、アクセルシューターってどういうやつなの?」

なのは
「魔法で作った球体を使う魔法みたいなんだけど、球体は出来ても操れなくて・・・」


「だから、空き缶が並べてあるんだ」

なのは
「うん。ユーノくんがまずは空き缶を倒せるようにしたほうがいいって言ったから」


「僕もやってみようかな。・・・・・・・まずは球体を作って、それを放つ!」

カンッ!


「あ、出来たよ」

なのは
「えぇー!私、一昨日から練習してるのに出来ないよ!?」

エンジュ
「さすが剛だわ。見込んだだけのことはあるわね」

なのは
「剛くん、やるの初めてだよね?」


「うん。昨日までエンジュに走らされてたからね」

エンジュ
「あら、理由なしで走らせてたわけじゃないわよ?動きを速くしとくと機動力が上がって、戦いの時とかに有利になるのよ。だから、走らせたのよ」


「おかげで」

ビュンッ!

ビュンッ!


「こんなに速くなったよ(笑)」

なのは
「ここから海までをそんなに速く行けるなんてすごいよ・・・・。私、まだ全然魔法使えない・・・」


「まだまだ練習始めたばかりじゃないか、すぐにアクセルシューターも操れるようになるよ」

エンジュ
「あ、そうだ。剛、今からアクセルシューターで空き缶を4個一気に倒してみて。球体を作ったら放つんじゃなくて、まずは初めてだから・・・・・2個作って放ってみて」


「やってみるけど、できるか分らないよ?・・・球体を2個作ったら・・・・放つ!」

カンッ!

なのは
「あ!」


「できた・・・・」

エンジュ
「本当にできるなんて・・・・・・」

なのは
「すごいよ、剛くん!私にもコツ教えてよ―」


「いいよ。自分の練習の合間でよかったら」

なのは
「うん、よろしくね♪」

こうして、僕たちは魔法の練習をしていって、基礎を固めることができた。あとは自分なりに戦いに応用していくだけだそうだ。
作品名:魔法と恋と世界の平和 作家名:ソディア