魔法と恋と世界の平和
僕は学校の帰りにフェイトの様子が気になり、途中でエンジュと合流して、フェイトがいる次元空間上にある要塞へ向かった。
剛
「少しでもフェイトに外の空気を吸わせないといけないね」
エンジュ
「そうね。最近は部屋に籠ってるみたいだから」
バシッ!
フェイト
「ぐっ!あぁぁ!!」
剛
「フェイト!」
エンジュ
「剛、あの奥の部屋から聞こえるわ!」
廊下を進んでいくとアルフが扉の前で泣いていた。
アルフ
「ちゃんと集めてるのに、あんまりだろ・・・・・・・・」
剛
「アルフ!」
エンジュ
「どうしたのよ!?なんで、フェイトの悲鳴が」
アルフ
「アイツがフェイトを傷つけてるんだ!ちゃんとジュエルシードを集めてきたっていうのにだよ!?」
フェイトの悲鳴が止んだ途端にアルフが部屋に入っていったので、僕たちもあとを追いかけた。
アルフ
「フェイト!」
エンジュ
「ヒドイ・・・・」
部屋の中央には傷だらけになったフェイトが倒れていた。
剛
「こんなのってないだろ・・・・」
アルフ
「!」
エンジュ
「あ、アルフ!」
剛
「エンジュはアルフを追って!フェイトには僕がついてるから」
エンジュ
「分かったわ。フェイトをよろしくね」
剛
「フェイト、僕がついていながら・・・ゴメンね。もう、大丈夫だよ。僕が何とかするから・・・・・」
僕はフェイトの傍らで、アースラに決戦についてのことと、ある物の入った箱を転送した。
ドカンッ!
剛
「やられちゃったか・・・・・。じゃあねフェイト」
僕は自分のマントをフェイトにかけて、プレシアのいる部屋へ入っていった。
この醜い事件を終結させるために・・・・・・・
作品名:魔法と恋と世界の平和 作家名:ソディア