魔法と恋と世界の平和
なのは
「ねぇ、剛くん。日時は決まりそう?」
剛
「ゴメンね。もう少しかかりそう。場所も変更になるかもしれない」
なのは
「えっ?どうして?」
剛
「やっぱり近くに街があるから危ないから。今日か明日にアースラに行って、リンディさんに事情を話して場所を作ってもらう」
なのは
「そうなんだ」
剛
「なのはちゃん、一応忠告みたいに言っておくけど、フェイトには本気でいかせるから、そのつもりでね?」
なのは
「うん。じゃないと真剣勝負にならないもんね?」
剛
「うん。だから、本気で戦える場所を用意してもらうから」
なのは
「分かったよ。なんか、剛くんにはいろいろしてもらっちゃってるね」
剛
「別にいいよ。僕はなのはちゃんとフェイトに友達になってもらいたいからやるだけだよ。・・・・・・・それに僕にはもうあまり時間がない気がするから・・・・・・」
なのは
「え?なに?」
剛
「なんでもない。ほら、早く教室行こ?」
なのは
「あ、うん」
その日の学校での剛くんは何か思い詰めたような顔をしていて、時より悲しい顔をしていた。
もう皆とは一緒にいられない。
私にはそんな顔をしているようにみえた。
作品名:魔法と恋と世界の平和 作家名:ソディア