魔法と恋と世界の平和
目が覚めるとそこは檻の中だった。
私の下にはアルフが犬の姿で眠っていた。
檻の外を見ると、外の景色は知ったところ、一度しかついてきたことはなかったけど、よく覚えてる。
ここは、剛となのはの友達でクラスメイトのアリサの家。
空が茜色に染まっているところを見ると、今は夕方らしい。
アリサ
「朝起きたら庭に、おでこに赤い宝石のついたワンちゃんが倒れてて、保護したんだけど、その子の首に見たことない生き物もくっついてたの」
すずか
「どんな生き物か分からないの?」
アリサ
「うん。だから、今はワンちゃんと一緒のとこにいるんだー」
なのは
「(ユーノくん、見たことない生き物とおでこに赤い宝石のついた犬って)」
ユーノ
「(うん)」
アリサちゃんに付いて庭に出ると、檻の中には、エンジュとアルフさんがいた。
アリサ
「ユーノ、危ないわよ?」
なのは
「ユーノくんは大丈夫だよ。(アルフさん?)私達は中に行こう?」
私は二人と家の中に入った。
アルフ
「あんたかい・・・なのはって言ったっけ?」
ユーノ
「二人共、どうしてこんなところに?」
アルフ
「アンタに頼みがあるんだ!フェイトを助けてくれないかい?」
エンジュ
「それと、剛の捜索も・・・・」
なのは
「えっ!?剛くんに何かあったの?」
エンジュ
「それは分からないわ。でも、さっきから剛に呼びかけてるのに返事がないのよ!」
なのは
「さっきリンディさんから戦える場所を作ったって連絡が来たから、それを教えるついでに剛くんにどこにいるか聞いてみるよ」
エンジュ
「お願い。私はリンディに大きな魔力反応がないか聞いてみるわ」
ユーノ
「なのは、日時とかはいつって言ってた?」
なのは
「明日の朝、今から送信する場所で行うからね。って言われたの。この場所」
エンジュ
「今、ちょうどリンディに聞いたら、確かにその場所でいいみたいよ。魔法防壁も万全で、模擬戦でよく使う場所だから被害はでないらしいわ」
ユーノ
「全て分かるのは明日ってことだね」
エンジュ
「そうなるわね」
なのは
「頑張らなくちゃ」
クロノ
「時空管理局のクロノだ。剛を発見した」
エンジュ
「今、剛はどこ!」
エイミィ
「落ち着いて、エンジュ。剛くんを見つけたはいいんだけど、どうにもこっちの追跡に気付いてるらしく、どこにいるか場所が特定できないの」
エンジュ
「でも、剛は無事なのね?」
クロノ
「ああ、それは間違いない」
エンジュ
「よかった・・・・」
作品名:魔法と恋と世界の平和 作家名:ソディア