魔法と恋と世界の平和
アルフ
「(そういえば、あなたと剛ってどういう関係なの?)」
エンジュ
「(そうね、簡単に言うと私は剛の保護責任者って感じかしら)」
アルフ
「(保護責任者って・・・剛には親がいるんじゃないの?)」
エンジュ
「(ええ、いるわ。・・・いいえ、いたと言うべきね)」
アルフ
「(それってどういうこと?)」
エンジュ
「(ごめんなさい。私からは話せないわ・・・・。あの時の剛の顔を思い出してしまうから・・・)」
なのは
「(エンジュ、どこ行くの?)」
エンジュ
「(少し散歩よ。大丈夫、すぐ戻ってくるから)」
クロノ
「(じゃあ僕から話させてもらうね)」
エンジュ
「(ええ)」
そういってエンジュは飛んでいった。でも、その後ろ姿はとても悲しげに見えた。
作品名:魔法と恋と世界の平和 作家名:ソディア