魔法と恋と世界の平和
フェイトが皆と合流して、傀儡兵を倒しながら進行している中、一番奥の部屋に剛が到達した。
プレシア
「よく時間を稼いでくれたわね、剛。あとはここの防衛をお願い」
剛
「・・・はい、母さん・・・」
ドカンッ
クロノ
「時空管理局執務官のクロノ・ハラオウンだ。プレシア、あなたを逮捕します。剛も返してもらいます」
プレシア
「それは剛が決めることよ。剛、あなたはどっちについて行くのかしら?」
剛
「僕は・・・いつまでも・・・母さんについていきます・・・(クロノ・・・攻撃を仕掛けるけど、渡したいものがあるんだ)」
クロノ
「剛・・・(剛、元に戻ったんだね?渡したいものって?)」
剛
「(ここにきたのは、僕のメッセージは聞いてくれたってことだよね?)」
クロノ
「(ああ。エンジュが怒ってたぞ)」
これを皆が聞いてるときは、僕と通信出来ないか、僕がこの世にはいないかもしれない。
僕はフェイトを守るためにもプレシアの言いなりになり、君たちに攻撃を仕掛けるかもしれない。
プレシアは僕を裏切らせないために操るかもしれない。
僕も抵抗を続けてみるけど、解除できるか分からない。
解除できても、僕はプレシア側についてる。
フェイトには、これを聞かせないでほしい。
もし、聞かれてしまったら、隙を見て渡すボイスレコーダーを渡してほしい。
ボイスレコーダーはフェイトが許可するまでは、他の人は聞かないでほしい。
最後になるけど、これだけは言わせてもらうよ?
僕が帰ってきたときに必ず怒りをぶつけられるかもしれないけど・・・
皆、今までありがとう。そして、さようなら・・・
作品名:魔法と恋と世界の平和 作家名:ソディア