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魔法と恋と世界の平和

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クロノ
「エイミィ、転送頼む」

エイミィ
「はいはーい!転送開始」

なのは
「剛くんはこうなると思ってたんだね・・・」

エンジュ
「だと思うわ。だから、あんなメッセージを残したんだわ」

怪我の手当てをしてもらった後に、食堂に移動するとクロノとエイミィが待っていた。

なのは
「クロノくん、フェイトちゃんは?」

クロノ
「すまないが、別室で監禁中だ。面会は認められない。でも、大丈夫だろ。剛に渡してくれと頼まれた物もフェイトに渡しておいた。今、アルフと聞いているよ」

なのは
「何を渡したの?」

クロノ
「ボイスレコーダーだ。本当は内容を確認しないと渡せないんだが、剛を信じて調べずに渡した。たぶん、あのプレイヤーにはフェイトに対してだけに送られる言葉だろうね。でも、フェイトが許可すれば聞いてもいいと言ってたよ、最後にね」

なのは
「そっか」

エンジュ
「フェイトはプレシアの目的を知らなかった。悪く言えば、道具として使われていただけだから、裁判でも大丈夫よね?」

クロノ
「ああ、それは保障できる」

その頃、フェイトとアルフのいる部屋にリンディが食事を運んでいた。

リンディ
「一緒に食べましょ?」

アルフ
「私たちはいつまでこんな風なんだい?」

リンディ
「そうね・・・だいたい半年、長くて2年か3年ね。でも、保護責任者のところで何事もなく生活をしていれば何も問題ないわ。あら、それが剛くんがクロノの渡したプレイヤーね?」

フェイト
「はい。私、これの言葉と剛の最後の言葉を信じて、剛を待ってます」

アルフ
「私は見てないんだけど、フェイトが剛が、必ず帰ってくる、って言ってたらしいの」

リンディ
「それの中、エンジュたちに聞かせてきていいかしら?」

フェイト
「あの子にも聞かせてあげてください」

リンディ
「あの子ってなのはちゃんのことね?」

フェイト
「はい」

アルフ
「そういえば保護責任者って?」

リンディ
「わたしっ♪」
作品名:魔法と恋と世界の平和 作家名:ソディア