魔法と恋と世界の平和
なのは
「にゃはは・・・フェイトちゃんと話したいことが沢山あったのに、面と向かって話すと何を話すか忘れちゃった」
フェイト
「私は・・・ううん、私も。今日は君が言ってくれたことの返事をしにきたんだ」
なのは
「?」
フェイト
「剛の言葉も聞いて考えたんだけど、どうすればいいか分からないんだ。・・・友達になりかた」
なのは
「簡単だよ。友達になりかた、簡単だよ。なまえをよんで?」
フェイト
「名前?」
なのは
「うん、名前。あなた、とか、君、じゃなくて、名前。私、なのは。高町なのは」
フェイト
「なのは・・・?」
なのは
「うん」
フェイト
「なのは」
なのは
「うん!」
フェイト
「ありがとう、なのは」
なのは
「うん!!」
フェイト
「あとで、これ聞いてくれるかな?」
なのは
「これは、なに?」
フェイト
「剛が私に送ってくれた言葉。なのはにも聞いてほしいんだ」
なのは
「ありがとう、フェイトちゃん。あとで聞いておくね?」
フェイト
「うん。それと分かったことがあるんだ」
なのは
「なに?」
フェイト
「友達が嬉しかったり、悲しんでると、自分も嬉しかったり、悲しいんだ」
なのは
「そうだよ。それが友達だよ」
クロノ
「すまないが、そろそろ時間だ」
フェイト
「うん」
エンジュ
「なのは、私はフェイトに付きそうわ」
なのは
「うん、分かった。アルフさんもクロノくんもまたね」
アルフ
「世話になったね。あんたにも、ユーノにも」
私とフェイトちゃんは、別れる前にお互いのリボンを交換して別れた。
フェイトちゃんたちがアースラに戻っていった後、私はフェイトちゃんに渡された剛くんのメッセージの入ったボイスレコーダーの再生ボタンを押した。
作品名:魔法と恋と世界の平和 作家名:ソディア