二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

ガキとオトナ

INDEX|2ページ/2ページ|

前のページ
 

ドア付近に立ったままの門田京平はしばらく
そんな会話でやりあって

「じゃ、」
「遠慮なく。」


拳を繰り出しベッドから飛び掛かり
やがて

フロントから
隣の部屋から凄い物音がすると苦情が出てるが
大丈夫でしょうかどうかされましたかお客様

部屋の電話に確認が入り
息を切らせた門田京平が答える

「あぁ。どうも申し訳ない。ちょっと盛り上がっちまって」

ハイ、えぇ大丈夫です
相手も無事です
ハイすみませんもう静かにしますから

息も整わないままに電話を切った

「・・・相手も無事?・・よく言うぜオッサン。」

床の隅でボロボロになった六条千景が呻く

「ヒトの得物イキナリ抜いて使うなんて反則だろ・・・。」
「こっちは貞操の危機なんだ。反則もクソも無ぇ。」
「・・・痛ってぇ。・・・コレ効くなやっぱ。」
「だろうな。いい得物だ。」
「・・・俺のだっつぅの。」
「あぁ。そうだな。意外に使い勝手も良くていいモンだな。」
「・・・だから俺んだって。」
「あぁ。ちゃんと返してやるさ。」
「今返せっての・・・。」
「返したらお前、襲って来るだろうが。」
「・・・襲うけど。」
「返すのは元の場所に戻ってからだ。」
「・・・くっそ。アンタ、見かけよか汚ぇな?」
「おう。オトナはどんな手でも使うもんだ。」
「・・・開き直んのかよ。」
「オトナだからな。」
「・・・汚ったねぇ。」
「はは。すまんな?」

だが
お前も悪ぃんだぞガキ?大丈夫かよ?

門田は兜割を手の届かないところへ置いて
部屋の隅に転がっている千景の側にしゃがむ

「オトナを舐めるからだ。骨まではイってねぇだろ?」
「・・・多分な。アンタあれで手加減したのかよ?」
「まぁな。怪我させんのは本望じゃねぇ。」
「・・・甘い事言ってらぁ。」
「起きられるか?」
「・・・ちょ、ムリ。動けねぇ・・・結構痛ぇ・・・。」
「すまん。ま、とりあえずベッドで横んなれ。」

痛そうに腹を抱えている千景を
一般的に姫抱っこと言われる状態で抱え上げ
ベッドの上へ下ろそうとした門田はそこで
不敵に輝く千景の瞳に苦笑する




「さっきも言ったよなオトナ舐めんなって?」




動けないはずの千景が急に
渾身の力で門田をベッドに引き摺り倒そうとし
唇が唇に重なってくる
だがそれをかわして逸らして巧妙に
最終的に千景をベッドの上へ押さえ込んだのは門田の方

「つか・・・ホント懲りねぇガキだな?」
「言っただろ?俺アンタ好きだもん。」
「まだ言うかこのガキ。」
「好きじゃねぇとキスなんかしねぇだろ普通?」

ぺろりと扇情的に
千景がさっき自分からぶち当ててきた唇を
舌先で舐める

「女と違って口紅の味しねぇし不味くねぇし」

オッサンの唇もなかなかのもんだぜ?と

「手前・・・いい加減にその減らず口閉じたらどうだ?」
「閉じさせてみなよ、オッサン?」




両手は
塞がっている
両手どころか両の脚まで使って
全身で千景を押さえつけているこの状況で
減らず口を塞ぐとなれば




「・・・しょうのねぇ」




我が儘なガキだ
全く

重ねられた唇に下から
満足そうに目を光らせた千景が食いつくように受ける

そのうちに
両手が離れて首を抱き
両足が絡まりあって
どちらが上か下かも解らない程
ベッドの上でもつれ合い

最後の最後

こういう時には
歳上を
立てとくもんだガキと

池袋の番長がニヤリと囁いて

それで決着

今まで散々
女を啼かせたTo羅丸の頭が
自分の啼く声を自分で聞くことになるとは
さすがの六条千景も予想していなかった事だったのだが

生来がポジティブ思考の六条千景にとっては
別に最終的に今回は自分が下であろうと
門田京平をその気にさせた事実に変わりなく
更に歳上を振りかざすだけあって
ソッチの方のテクもかなりのものだった事で
すっかり満足して上機嫌だった

「いやぁ、意外だったわ。オッサン結構上手いよな。」
「・・・くっつくな。暑苦しい。」
「えー。いいじゃんか。俺は女に抱きつかれっと嬉しいぜ?」
「言っとくがお前は男だし、俺は嬉しくもない。」
「何だぁソレ?ヒトんコト散々ヤっといて。」
「お前が絡みついてきて離れなかったからだろ。」
「だって気持ちいーし。もっとしてぇし。」
「・・・初めてのくせしてお前、とことんタフな奴だな・・・。」
「そりゃ男にされんのなんか初めてだけどさ。同じセックスだろ?」
「大違いだと思うがな・・・。」
「そうかぁ?似たようなモンだろ。」
「お前にとっちゃそうなのかよ。」
「ん。あれ?オッサン後悔してんのもしかして?」
「後悔・・・。してるな。」
「うわ、酷っど。」
「お前により一層追いかけ回されそうだ。」
「追いかけ回されたくねぇのかよ。」
「無いに決まってるだろう。」
「ふーん。じゃあ追っかけんのはもう止めとくわ。」
「・・・え?」
「俺オッサンに嫌われたくねぇし。」



枕の上へ両手を組んでその上へ置いた頭から
少し
驚いたように自分を見て居る門田が
その頭の中で何を考えているのだか
六条千景にはハッキリとは解らなかった

ただ

やがて
ふっ、と半ば諦めたように笑って
そして
小さいものを愛おしむような瞳を
天井に向けた門田が
自分を嫌っていない事だけはよく解った




「・・・ったく。動物と子供にゃ勝てねぇな。」
「オッサン。俺、動物でもねぇし子供でもねぇんだけどよ?」
「お前は獣でガキだろ。」
「じゃあソレ、俺ってオッサンには最強じゃん。」
「そうなるかな・・・。」




天井を見つめて
ふっとさっきより可笑しそうに笑った男に
千景は満足した狩人の瞳で擦り寄る

「なぁオッサン。次ヤる時は俺にヤらせてくれよな?」
「はぁ?次は無ぇよ。永遠に。」
「何でだよ。オッサンだって気持ち良かったろ?」
「そういう問題じゃねぇ。」
「あ、やっぱ気持ち良かったんだ?」
「単なる生理現象だアレは。」
「おーおー。オッサンが照れてる。」
「兜割もう一度叩き込まれてぇのか手前?」
「いやもう勘弁。あれマジ痛ぇ。」
「ならガキは大人しくしとけ。」

ポン、と
子供にするように頭に手を置かれ
急に引き寄せられて
囁かれる耳元



お前
ホント性質悪ぃガキだな
いい歳したオトナ
たらし込みやがってよ




「ふ。言ってろよオッサン。俺は愛の狩人なんだよ。」
「お前・・・結構頭いいガキなのか真逆なのか解らんな。」
「別に頭の善し悪し関係ねぇだろ。」

好きになんのに
そんなもん

にいっ、と笑う千景の顔を
チラと横目で見た門田が

こいつ
こんな風に笑うとヤケに童顔で困るな

思い
何故その事が困るのか自問していた頃

次は
絶対ってぇ自分が上になってやると
六条千景が
不敵な笑いを押し込めて
情欲の名残りに満足そうに舌なめずりしていたのを


門田京平は
気付いて



いなかった























































作品名:ガキとオトナ 作家名:cotton