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宇宙戦艦ヤマトのその後 3

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帰還2



しばらく雑談の後加藤は大きな欠伸をして

  「昨日は弟と一晩中話してて全然寝てないんだよな…真田さんすみませんが先に休み
   ます。」

そう言って加藤はトレイを持つともう一度欠伸をして席を立った

  「おやすみ」

そう言って送り出すと真田は古代に

  「ユキのところは行ったのか?」

そう聞いて来たので

  「もう面会時間終わってたので…」

まさかこっそり言って様子だけ見て来た、とは言えず食後のお茶をすすりながら答えた

  「そうか…ユキ、退院したら俺のところに来てもいいか、って…。よっぽど実家に帰りたく
   ない様子なんだ。」

真田の話に飲みかけたお茶を噴きそうになって慌てて口を押さえて飲みこんだ

  「…ユキが?」(古代)
  「どうも実家にいても休まる暇がなさそうだ。中央病院も本来なら入院の必要性などないと
   判断してるんだが倒れた、と言う事が後遺症だと大変だ、となってもう一度精密検査を
   するとなって…それで入院させられた、と言うことなんだ。さすがに俺のところに来ると
   なると悪い噂がたってユキを傷つけるかもしれないと思って南部に相談したら南部は今
   親父さんの経営するホテルにいるんだと。そこを提供するからって言って…一週間の
   検査入院が終わったらそっちに移ると思う。
   古代は仕事の目処つきそうか?」

真田が何となくいきさつを知らせると

  「真田さん、その事なんですけど…藪の…」

古代がそう言った時真田が

  「…ちょっと俺の部屋で話そう」

そう言って立ち上がったので古代はトレイを片付けてお茶だけ持って真田の後を付いて行った
作品名:宇宙戦艦ヤマトのその後 3 作家名:kei