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永遠に…の傷跡 1

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島は真田の部屋を出てユキの事話すの早すぎたかもしれない、と思ったがメインクルーはずっと同じメンバーで航海して来た。一致団結してこの危機を乗り越えないといけない。

島は一度第二艦橋に顔を出し太田を呼び出し自室に連れて行きそれから南部を自室に呼び出した。

  「ユキが今地球で悪い噂の渦中で大変なことになっている。二人とも報告書は読んだ
   よな。そのことでユキが敵将から寝物語で爆弾の解体書を受け取り決死隊にもぐり
   込み手柄を立てた、という根も葉もない噂があるそうだ。まだ出所は分からないが
   ヤマトの活躍を由と思わない連中の仕業だと思う。で、太田にはワープの計算を
   もう一度し直して最短で地球へ行くように言ったな。それは早く古代をユキに返す
   ためだ。南部、これは第一艦橋の俺たちと通信班しか知らない。通信班にこの事は
   漏らさないようにと通達してあるが太陽系に入ればどこから情報が入るかわからな
   い。一応、こんなことが起きてると知っておいてくれ。」
  「島さん、このこと古代さんは…?」
  「太田、俺の口から言えないよ。相原も困って俺に言って来たんだ。古代には俺か
   真田さんから時期を見て話す。今日は顔色もちょっといいみたいだし…様子を見て
   話すから、話したらみんなにも報告する。」
  「古代は何も悪いことしてないのになぁ…どうして…古代なんだろう。」

南部がつぶやくように言うと

  「本当だな。両親が遊星爆弾で亡くなってからあいつはありとあらゆる物を失って
   生きてきた。…これからは俺たちのチームワークの見せどころだ。二人とも頼む。」

二人がうなずくのを見て島の部屋を三人は出た。


やがて航路計算の結果が出て30分後に最大の連続ワープが行われることになった



作品名:永遠に…の傷跡 1 作家名:kei