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永遠に…の傷跡 1

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一日4回の連続ワープを重ねて体は疲れ切っていたが地球がその度に近くなると思うと乗組員の気持ちも高ぶってきた。太陽系に入る前には乗組員の家族の安の確認もすべて終了していた。

  「相原、次のワープ終了で太陽系に入る。航海班と確認して地球到着日を防衛軍に
   連絡しておいてくれ。」

進はそう言うと‘休憩に入る’と言い艦橋を後にした。
島は自動操縦に切り替えると真田の席に行った。

  「真田さん」
  「島、そろそろ伝えないと…いつどこで古代の耳に入るかわからんぞ」
  
そんな二人のやり取りを自席に座りながらみんなが聞いていた。

  「真田君、ここは大丈夫だから島くんと二人で艦長代理のところへ行ってください。
   今日のワープはもう終わりです。緊急事態があればすぐ呼びに行きます。真田くん
   念のためアナライザーをここへ。」

山崎がそう言うと

  「そうですか?では…みんな悪いがちょっと席をはずす。相原、佐渡先生の所から
   アナライザーを呼んでくれ。」

真田はそう言うと島と二人艦橋を出て古代の自室へ向かった





作品名:永遠に…の傷跡 1 作家名:kei