二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

Wizard//Magica Infinity −8−

INDEX|9ページ/16ページ|

次のページ前のページ
 

さやかちゃんは、そんな俺の姿を、ただじっと見つめていた。

−ザッ…ザッ…ザッ…−

額に汗が流れる。
俺は片手でそれを拭いながら掘り返し続ける。

−ザッ…ザッ…ガキン!−

「っ!」

何かが当たった。
壊さないように慎重に周りの土を避け、それを土の中から取り出した。

酷く朽ち果てたアルミ箱だが見覚えがある。間違いない、予言日記を埋めるときに使ったあの時のアルミ箱だ。

「開けるよ」
「うん」

アルミ箱の蓋を開けた。
中を見ると4つの古ぼけた日記帳が入っている。
…俺達が書いた、予言日記だ。

「ははっ、昔のままだな」

俺は一冊の予言日記を手にとった。昔の俺が書いた日記帳だ。


「それで、俺はこれをどうすれば良いの?」

「えっとねぇ~…あ、そうなの?うん、わかった!…こほん、ハルト、他の3人の日記を見てみてって まどかが言っているわ!」
「まどかちゃんが?」
「そう言っているけど」

俺の書いた日記を地面に置き、恐る恐るまず俊平の日記を手にとった。

…しかし、内容は覚えている。
確か、俺と俊平の出来事が書かれた気持ち悪い内容だったはずだけど。

−−−けど、実際に開いて見てみると、全然内容が違った。

「えっ…」
「どうしたの?ハルト」


作品名:Wizard//Magica Infinity −8− 作家名:a-o-w