エンドマークの真意
次に彼に会ったとき
「お前な、電話したけりゃ素直に言え」
「え、え・・・?ちょっ!!あのメールの続き見たんですか!?」
「たくっ、エイプリルフールにかこつけてかなんか知らんが面倒だからそのまま受けとるぞ」
「待ってください、最後にちゃんとジョークです、って書いたじゃないですか!本気にしないでください!」
「そこまでは知らん、見とらん。声が聞きたいとか素直に言えばいいんだまったく」
「うわぁぁああ!お願いです!もう言わないでください!すみません!」
本心とかジョークとか重ねてしまった結果、彼は自分にとって一番都合のいい(僕にとってはとてつもなく悪い)解釈をしてしまったようだ。
エイプリルフールのネタのはずだったのに、結局彼は僕の本心を採用したのだ。
end