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時空省奇伝 次元と時を超える者たち

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松永は、真剣な目つきで茶碗を見つめ「上等、上等。中々よい出来だ。」とご満悦の様子である。
松永「これほどの茶碗を手に入れるのは、卿も大変であったろう。」
仮面「それほど苦労もしとらん。俺が欲しいものに比べればな。それに、そのようなものに俺は興味を持たん。」
松永「そうか。まあ、物の価値というものは人それぞれだ。卿と私とでも無論だ。」
二人は、駅のホームにの方向に振り返り、近くにある時計を見て「そろそろころあいだな。」と心の中でつぶやいた。
松永「では、始めるとしよう。盛大な宴の始まりだ。」
松永は、邪悪な笑みを浮かべ、親指と人差し指で指を鳴らすのだった。

ちょうど同じころ、駅には一際目立つ大男がエルリック兄弟を駅で待っていた。筋骨隆々で、額から特徴的なカールした髪形、大柄な割に人のよさそうな雰囲気を醸し出している。
彼の名前は{アレックス・ルイ・アームストロング}という。アメストリス国の国家錬金術師であり、この国の軍の少佐でもある。
アームストロング「もう間もなく汽車が到着する頃合いですな。さて、到着したら我輩の{愛の抱擁←と書いてハグと読む}をしてあげねばなりませんな。」
とキラキラしながら楽しそうに待っている。