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時空省奇伝 次元と時を超える者たち

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どうやら、セントラルの市街地から聞こえたようだ。街に住んでいる住人達は、パニックを起こし、一帯は阿鼻叫喚の混沌と化す。
そこに、一人の兵士が中尉のもとに報告しにくる。
ホークアイ「一体何が起こったのですか?」
兵士「それが、謎の兵器三体がセントラル市街地に現れました!!二体は同じ兵器で、もう一体は全く違う兵器です。」
報告を受け取ると、ホークアイ中尉は兵士に伝令を伝え、近くの兵士から無線を借り、連絡を始めた。彼女の行動は、終始冷静である。
ホークアイ「大佐、聞こえますか?応答願います。」
そうすると、無線から端正な声をした男から連絡が入る。声の主は、彼女の上司である『ロイ・マスタング大佐』だ。
マスタング「ホークアイ中尉か。どうやら、派手なことが起こっているようだな。君も、セントラルに出向して数日でこれとは。ついてないな。」
中尉は、すぐさま「全くです」と返答を返す。
マスタング「それで、一体何があった?」
ホークアイ「市街地に見慣れぬ兵器が暴れているとの報告です。どうやら、先ほどのテロに関係しているのではないかと思われます。」
マスタング「そうか。どうやら、想像以上だな。何、援軍なら問題ない。東方司令部と大総統府が動き出したようだ。もう間もなく、さらに増援が来るだろう。」
ホークアイ中尉は、最後に「わかりました」と返事を返し、連絡は終了する。
中尉は、孫一とスコールのいた方向を振り返った。しかし、いない。そう、いないのだ。間違いなくそこのいたはずなのに、気づくとそれなりに遠くにいた。