時空省奇伝 次元と時を超える者たち
中尉は二人を制止させるために、大声で二人に呼びかけた。
ホークアイ「あなたたち、ちょっと待ちなさい!! 今動くと非常に危険よ!!」
だがしかし、中尉の叫びもむなしく、二人の近くで爆発音がした。埃が宙を舞い、二人の姿は見えなくなる。
中尉は爆風をよけつつ、二人のいた方向を見ると、こちらに向かって走ってくる人影が見えた。先ほどの二人と、さらに四人の人影が見える。
私と辻谷君、そしてエルリック兄弟がが加わったのだ。どうしてこうなったのかを今から説明しよう。
我々四人がアイザックと戦闘しているところまで時間を戻すとしよう。
アイザックと思わしき男は、私の『招待を暴く』という言葉に困惑する。
アイザック「何?正体を暴くだと」
私は、アイザックに指差し、尋問するかの如く話す。
山本「とぼけるんじゃない。あんたの術はこの世界にあっちゃぁいけないものだろ?『光の教団』の幹部さんよ?」
私の横で話を聞いていたエドワードは、私の言葉に困惑する。この世界にあってはいけない術?光の教団?いったい何を話しているのか分からない。
━それに、アイザックも「貴様!何をわけのわからないことを…」と言おうとしている。
しかし、私はさらに追及する。
山本「分けのわからないことを言うと、そう言いたいんだろう?だが…」
私は、再度片手を突き出す。アイザックも術で対抗し、水を錬金術で…いや、『魔術』で氷を作り出すが、私の術で爆発を起こす。
アイザックもどきは、再び術を繰り出そうとするが、そこで私が最後の追及をする。
作品名:時空省奇伝 次元と時を超える者たち 作家名:T・岩本