二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

時空省奇伝 次元と時を超える者たち

INDEX|53ページ/65ページ|

次のページ前のページ
 


引いている二人をしり目に我々は見つめあう。そして、いつ剣を抜いたのか分からない隻眼の男は次第に顔が和らいでいく。終いには
大声で笑い始めた
大総統「はははははは!いやぁすまんかった。君たちがどれほどの力量を持っているか少し試させてもらったよ。これなら、君たちに『本当の』事を
話しても問題はなさそうだ。」
大総統は剣を鞘に納め、再び席に座る。一方、私は一瞬のことで少々困惑している状況である。もし、反射的に武器を取り出せ無かったら私は
真っ二つだったろう等と考えながら気分を落ち着ける。横にいる二人はまだ驚いているようだ。
辻谷(なっ、太刀筋が見えなかっただと!これほどの剣、我が辻谷一族でもいないんじゃないか?)
元就(いやぁ、二人ともすごい反応だ!戦国の世でも、これほどの達人はいないだろうね。)
このような感想を二人は抱きつつ、本当の話になる。
大総統「私は部下とともに独自で調査してみたのだが、どうやら何かを探し求めていることが分かったのだ。そして、奴が私に会いに来たのは
そのことについてなのだよ。」
山本「探し求めている、ですか。それは一体なんなのでしょうか?」
大総統は少し前のめりになり、三人に言い聞かせるようにこう答える。
大総統「『ライフ・ストリーム』聞いたことは無いかね?」
三人はその言葉に驚嘆の表情を隠せなかった。『ライフ・ストリーム』。それは、この宇宙に存在する神秘の一つである。
それは、『エネルギー』『物質』どれとも説明が着かないものである。我らが地球にはないが、『ライフ・ストリーム』を調査するために『ある星』
に行ったことがある。忘れもしない、あの日だ。思わず、左手に力が入る。二人も肩に力が入ったようだ。
大総統は再び鋭い目つきに戻り話を戻す。
大総統「奴らは何か企んでいるようだ。しかも、賢者の石は次でよいような様子も見せておった。」
隻眼は天井をむき、あの日のことを見つめるかのごとく我々に語りかける。
大総統「奴らは、ライフ・ストリームを用いてこの世を支配すると言っておった。それはこの宇宙に存在する『星』の強大なエネルギーらしいではないかね。
とはいえ、奴自身は、興味もなくわけあって加わっているようだ。どうやら『尾獣狩り』の邪魔になる等とよく分からんことを言っておったが。」