黄金の太陽THE LEGEND OF SOL 14
「ジャスミンまでそんな!?」
「そうじゃのう、年上を敬えとはワシの口癖じゃ。どうか教えてくれんかのう?」
「ええ!スクレータまで、そんな本当に気にしないで、言葉遣いなんてどうでもいいから」
「いいや、絶対によくないですよ」
イワンまで話に入り込んできた。
「えぇ…ほんとにいいですってば!」
「もう、往生際が悪いわねぇ、いいからおとなしく教えなさい!」
しびれを切らしたようにシバが言った。
「ちょっと、言葉遣いがどうのと言ってて命令口調じゃないですか、あ、まさかみんなおもしろ半分で僕の年を知りたいだけなんじゃ…」
「さあて、どうかしらねえ、みんな?」
シバが言うと、全員がニヤニヤと笑い出した。
「ああ、やっぱりそうなんだ!ロビンにガルシアまで!怒りましたよ、絶対に教えません」
『リード』
シバはピカードの心を覗こうとエナジーを発動した。
「わあー、わあー!」
ピカードは大声を上げてエナジーを妨害した。
「エナジーまで使うなんて、卑怯ですよ!」
『リード』
「わあー!」
こうしてピカードの年齢を知る試みはしばらくの間続いたのだった。
改めて始まったロビン達の世界を救う旅はその使命の重さとは裏腹に賑やかで騒がしく始まった。
作品名:黄金の太陽THE LEGEND OF SOL 14 作家名:綾田宗