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「はあああ…！」
　ピカードは目にも止まらぬ速さで打撃を与えた。冷気を宿した両手両足はかなりの硬度をもっており、凍り付いたポセイドンを砕き散らしていった。
　正拳、手刀、裏拳、肘、これらで上半身を砕き、下段蹴り、そして中段回し蹴りでポセイドンの魚のような下半身も砕いた。
「これで、終わりだ！ポセイドン！」
　ピカードは右手に全ての力を込めた。
『ダイヤモンド・バーグ！』
　ピカードは右手を堅く握りしめ、ポセイドンの顎を突き上げた。ポセイドンの頭部は粉々に崩れた。それと同時に、残った体も砕け散っていった。
「まさか、この私がレムリア人に…！ぐおああああああ…！」
　ポセイドンは断末魔を上げ、微塵に消えていくのだった。