二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

G Generation Guardian

INDEX|118ページ/211ページ|

次のページ前のページ
 

「機体は恐らくA.C.世界の物なんだけど、歴史の表舞台に立った五機のガンダムとは違うタイプらしいね。ウイングに似ているけれど、設計思想は寧ろ「ゼロ」に近い。俺の識らない機体、興味深いね。」

『そりゃあ結構だ。一度殺り合ってみるかァ?』

「ポテンシャルなら君に引けを取らない。面白い対決になると思うよ?…それと、一つ知りたい事がある。突然「転移」してくるあの黒いMSは何だ?知らないかい?」

『さあな。そういう奴が出て来ているのは知っているが。だが、この世界の『裏側』の奴等が関わってるのは間違いねぇ。』


「…分かったよ。データを送っておくから、また検索しておいてくれ。君の“ヴェーダ”を通してね。簡単だろう?」



『俺は俺のやりてぇ事をするだけだ。手前ェもそうだろう、ヒロト。』



「ああそうだね。その通りだよ。」



『俺も「そろそろ動く」。もうこの世界を「観る」のは飽きたからな。愉しませてくれよ、GENERATION WORLD!…あげゃげゃげゃげゃッッ!!』

人の物とは思えぬような、狂気に満ちた嗤い声を響かせる。普通の人間がこの声を聴けばどう思うだろうか。命を刈り取る死神か、または人間の運命を弄ぶ悪魔だと揶揄するに違いない。しかしヒロトは柔らかい笑みを見せ、その声が心地良いかのような様子を見せた。その様子もまた、ある種の狂気を感じさせる。


「フッ、会うときを楽しみにしているよ。」





_________フォン・スパーク。





第二話 完
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん