二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

G Generation Guardian

INDEX|211ページ/211ページ|

前のページ
 

“GENERATION WORLD滞在記(仮)”    
 これは俺が見た融合世界(仮称):GENERATION WORLDについて書き記した手記だ。自分でこの世界を歩き、見て、感じた事、ありのままの真実を書き連ねている。この世界の状況については俺個人の解釈を多分に含んでいる事を了承してほしい。
 
 ・GENERARION WORLDとは
 無数にある「並行世界」が何らかの原因によって1つに集約された世界。表面上こそ地球と一切の相違は認められないが、様々な世界から建造物や拠点などが出現している。地球周辺にはコロニーが立ち並び、月では地球連邦軍(様々な地球勢力が統合しての呼称)と、他の世界の勢力(要検証)が武力衝突を繰り返している。地球連邦軍が管理する都市部や軍需工場には被害は出ていないらしい。地球からの実効支配を目論む連邦政府と独自自治を望むコロニー群とでの間では意見の相違があり、本格的な武力抗争が開始される兆候がある。
因みに俺はコロニーや月の方へは行けていない。連邦政府により渡航規制が敷かれているためだ。地球とコロニーを行き来する場合には許可が必要となる。正確な人口は未だ計測中らしいが、現時点で地球だけで70億程の人間がいるそうだ。一部の世界の人間からすると、これだけの人間が地球に居る事は珍しいらしい。度重なる戦乱などで荒廃、衰退した世界もあると聞いた。異世界人と会えたのだから、今度はその人たちが住む世界にも行けるのではないかと夢を馳せている。…少し話が逸れたが、ざっと言えばこんなもんだ。

・そこに住まう人々
 様々な世界から来た人間がいるという事で、当初はパニックが絶えなかったという。俺が話した人の中では、1年前に来たと言う人が最長だった。詳しく聞けば、その頃は人間もかなり少なく、政府もまるで機能していなかった為に混乱が続いたらしい。別れてしまった家族の捜索願が山の様につぎ込まれた。人間が増え、落ち着きを取り戻して来たのは8ヵ月程前で、その頃に新たな連邦政府や軍が発足された様だ。各メディアのインフラも整備され、混乱は収束したようだ。しかしその流れは不自然な程にいきなり治まったそうだ。
 取材だけで知った話はここまでで、ここからは俺が実際に世界を巡った体験記となる。
「この世界に来て不安は無いか?」俺は大方の人にそう尋ねた。当然、この世界に不安を感じる人はまだ多く、今まで虚構に過ぎなかった並行世界が存在した事に戸惑いを隠せない様子だった。しかしながら、この状況をプラスに考える人々も沢山いた。この世界に来たことで新たな交友関係を築き、笑顔と共に生きていた。こんな状況化においても前を向けるというのは、正しく人間の強さが成せることなのだろう。ユーラシア大陸に滞在した際には、正歴、A.W.から来た人間の話をよく聞くことができた。西暦は長い時を経て、A.W.では地球人の大半が死滅する戦闘で文明が衰退した世界だという。だからU.C.、C.E.、西暦から来た発達した文明についていけないと愚痴を垂れる人が多かったように感じた。でもその酒場で食べた飯はとんでもなく美味かった。…たまたま入ったパン屋のパンの味はいまいちだったが。
 今は日本に来ているが、「経済特区」に指定されてるだけあり島国でありながら多くの人が行き交い、発達した都市も複数存在した。それでありながら建立千年を超える寺院も保存されている特殊な国と言える。俺がいたC.E.世界よりも発達しているかもしれない。そんな国だからなのか、ここの人々は戦争の予兆についても軽く捉えている傾向にあるようだ。中には誰と誰が戦争するという事も知らないという人も居た位だ。平和な心を持つのはいいけど、それに浸かりすぎて真実がぼやけてしまっているような、そんな印象を受けた。世界経済の要の一つであるから攻撃はされない、そういった保証はどこにも無いんだ。
 此処で俺は、より多くの人にこの世界の姿を見せなければという思いを新たにした。少しばかり批判的な意見も口にしたが、俺はこの国が好きだ。食べ物は健康によくて旨い。地元の人も誠実な人が多く、困った事を聞けば大概助けになってくれる。治安が良く衛生面も行き届いているから金銭をだまし取られることもそこらの食堂に入って食あたりを起こすことも無い。俺はこの国の人々ならこの世界の真実を真正面から受け止められると信じている。その為にも俺も動かなければ。


・様々な「噂」
 構築されて間もないこの世界だが、早くも都市伝説の様なものも出てき始めている。連邦軍が謎の赤いMSと接触しただとか、宇宙海賊を名乗る者が略奪者を追い払った(その宇宙海賊も黒い戦艦を所持しているだの胸部と頭部に髑髏の装飾が施されたMSに乗っていただの定かではない)といった話などMSに関する物が多い。各陣営がMSを所有する世界が統合した故なのだろうか。
 でも本当にいるのだとしたら見てみたい。俺は真実を追いかけるジャーナリストだからな。

 これからもこの手記は追記をしていこうと思う。こんな世界、いくら見て回っても見きれないかもしれない。でも俺はひたすらにこの目で見て、それを伝えてみせる。それが俺の、ジャーナリストとしての使命なのだから。
 
 …でも今は、もう少しこの京都の街を散策しよう。
 
 著者:ジェス・リブル
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん