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ガルマンガミラス滅亡の危機1

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<太陽系>
  「タラン…あれが地球か?」

以前、ガミラスが攻撃した時と同じ赤い大地の地球になっていた。

  「さようでございます。」

タランが足元で跪きながら答える。

  「美しい星に戻ったと聞いていたのに…残念だ。しかし地球人類はこの試練を
   乗り越え美しい地球を復活させるだろう。…タラン、古代を呼び出してくれ。」

モニターに進が映し出された。顔は疲れ切り勝利の顔ではなかった。

  「古代…」
  <デスラー…>
  「古代…礼を言う。あの勇気ある艦載機が無ければこの戦闘かなり厳しいもの
   になっていた…。彼の名前は?」(デスラー)
  <揚羽武だ…今回初めて乗り込んだ新人だった。>

進の眼から涙から今にも涙がこぼれそうだ。

  「古代…戦いを繰り返したくはないものだな。」

進はデスラーの口から出た言葉に驚いた。

  「古代の眼を見ていたら…そう思った。私は平和な銀河を創る…そのために
   力を惜しまない。今日、ボラーと戦い勝利を収めたがそれが永遠とは
   思っていない。だがこの平和が一日でも長く続くよう努力する。」

デスラーはそう言うとマントを翻しタランにこう、告げた。

  「デスラー艦、銀河系中心に向かい発進…古代、また会おう。」






デスラーは艦隊を引き連れてガルマンガミラスへ戻って行った。