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ガルマンガミラス滅亡の危機1

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<交差>
  「総統!」

デスラーはタランの声で起こされた。いつも護衛兵が起こしに来るのにおかしいと思いすぐに頭を切り替えた。

  「お疲れのところ、申し訳ございません。」

デスラーは昨日本星に戻ってきたばかり。ヤマトと別れた後すぐに本星に戻らず先ずガルマンガミラスの同盟を組んでいる星を回り“服従”ではなく“同盟”をアピールしに回った。今同盟を組んでいる星はボラーから解放したがその後ガルマンガミラス本星より人を送りその星の要人を務めさせていた。その上、軍艦を配置しボラーとの戦いが起きた時は“ガルマンガミラス同盟軍”として戦いに参加させていた。そして人質を取るかのようにその星の要人の近しい人をガルマンガミラスに住まわせていた。


デスラーは進が本星にきたときの言葉を思い出したのとシャルバート星の事を考え今までの考えを改めた。そして新たに近隣の星と“同盟”を組み直し宇宙の平和のために手を取り合うことを誓い本星に戻ってきたのだった。



デスラーが太陽系付近でヤマトと別れてからすでに半年ほど経っていた。







  「どうした?タラン。騒がしいぞ。」

デスラーは着替えてマントを羽織った。

  「大変申し訳ございせん。我が銀河系が大変な事となっております。」

タランはそう言ってデスラーの部屋のパネルを操作した。そこに星と星が衝突する様子が映し出された。

  「タラン…これは?」

デスラーはその星に見覚えがあった。

  「はい、これは62日前に通過した場所でございます。先ほど科学庁より連絡が
   あり異次元より別の銀河が現れた、との事でこの銀河と交差している様子で
   このように星々の衝突があちらこちらで起きている様子です。」(タラン)
  「この星も?」(デスラー)
  「大変危険です。一刻も早く脱出を!」(タラン)
  「脱出?私だけが脱出してどうする?」(デスラー)
  「ハッ…恐れ入りますが独断ですでに地域に分かれ国民を戦艦、民間船に収容
   するよう手配を先ほど済ませました。」

タランが委縮して伝えるとデスラーはほっとした様子でこう言った。

  「さすがだ、タラン。よくぞ手配してくれた。感謝する…デスラー艦はすぐに
   出ることができるのか?」(デスラー)
  「準備は万端でございます。」(タラン)

デスラーはしばらく考えた。

  「タラン、シャルバートのルダ女王と連絡をとれ。」

タランは驚いて身動きできなかった。

  「聞こえなかったのか?すぐに連絡をとれ。緊急事態だと言うがいい。」

タランは敬礼すると急いでデスラーの私室を出た。








シャルバートとガルマンガミラスは決して征服しないこと、この領域を侵さないことを条件に友好国家となっていた。

  「こちら、ガルマンガミラスのタラン、シャルバートの女王、ルダ様と連絡を
   取りたいとデスラー総統が申しております。」

シャルバートとの連絡はいくつものパスワードを解除しないと連絡できなくなっていた。しばらくして通信に反応があった。

  <私はシャルバートのルダ…お久しぶりです。>(ルダ)
  「ルダ女王、実は…」

タランが話そうと思ったがルダが首を振りタランの言葉を遮った。

  <全てわかっております…間もなくガルマンガミラスも星の衝突で壊滅的被害を
   被るでしょう…>

ルダは静かに言った。

  <私の星へお越しください。>

タランは画面のルダを凝視した。

  <あなた方はヤマトと一緒にこの星をお守りくださいました。今度は私たちが
   あなた方をお助けする番です。総統を…お願いします。>

ルダが静かにそう言ったのでタランはルダに少し待ってもらうことを伝えデスラーに内容を伝え通信をつなげた。

  <デスラー総統…お久しぶりです。銀河系で起きている事…間もなくガルマン
   ガミラスも壊滅的被害を被ります。一刻も早く、シャルバートへいらして
   くださいませ。>(ルダ)
  「ルダ女王…本当によろしいのでしょうか?」(デスラー)
  <困ったときはお互い様です。守るべきは国民ですわ。どうぞいらして下さい。
   門を開けておくわけにはいかないのでできるだけまとめで来ていただいた方が
   よろしいのですが…>(ルダ)
  「…何事も仰せのままに…ルダ女王…本当に感謝します。」(デスラー)
  <いえ…お役にたてれば…>

ルダの微笑みがデスラーの心をいやす。

  「それでは準備がありますので…失礼いたします。」

デスラーはそう言うと気持ちを引き締めて通信を切った。