ガルマンガミラス滅亡の危機4
<再建Ⅱ>
「総統、実は…。」
サランが身を起こした。すると護衛の兵が大きな包を持って少し離れた所から走って来た。
「どこへ行くかわからなかったのですが将軍の指示で軽食をお持ちしました。」
4人の真ん中にクロスを広げその上に持ってきた軽食を並べた。リィはグラスをデスラーとタランに渡す。
「ありがとう。」
デスラーのグラスにリィが酒を注ぐ。
「良い日だ。きっとウルフの放射能除去もうまく行く。」
デスラーはそう言うと静かにグラスを空に掲げ一気に飲んだ。
「お疲れ様でした。」
リィがデスラーの私室で就寝前の酒を注ぎにやって来た。
「そなたも。」
デスラーが手で自分のグラスを持ってくるようにリィに伝える。
「…よろしいのでしょうか?」
昨日もデスラーの相手をさせてもらった。
「一人で飲むより二人で飲んだ方が楽しいのが分かった。余の相手をせよ。」
命令口調だが口元が笑っている。
「かしこまりました…総統殿。」
リィはそう言って昨日と同じグラスを棚から取り出しソファーに座るとデスラーがリィのグラスに酒を注ぐ。
「ありがとうございます。」
昼間の事があったからか昨日と違い手は震えなかった。そして昨日は何を話したらいいか判らなかったが今日は違った。聞かれるだけでなく、合槌を打つだけでなく話が次から次へと続く。話しているととても楽しい。つい酒の量も進んだ。
「総統、実は…。」
サランが身を起こした。すると護衛の兵が大きな包を持って少し離れた所から走って来た。
「どこへ行くかわからなかったのですが将軍の指示で軽食をお持ちしました。」
4人の真ん中にクロスを広げその上に持ってきた軽食を並べた。リィはグラスをデスラーとタランに渡す。
「ありがとう。」
デスラーのグラスにリィが酒を注ぐ。
「良い日だ。きっとウルフの放射能除去もうまく行く。」
デスラーはそう言うと静かにグラスを空に掲げ一気に飲んだ。
「お疲れ様でした。」
リィがデスラーの私室で就寝前の酒を注ぎにやって来た。
「そなたも。」
デスラーが手で自分のグラスを持ってくるようにリィに伝える。
「…よろしいのでしょうか?」
昨日もデスラーの相手をさせてもらった。
「一人で飲むより二人で飲んだ方が楽しいのが分かった。余の相手をせよ。」
命令口調だが口元が笑っている。
「かしこまりました…総統殿。」
リィはそう言って昨日と同じグラスを棚から取り出しソファーに座るとデスラーがリィのグラスに酒を注ぐ。
「ありがとうございます。」
昼間の事があったからか昨日と違い手は震えなかった。そして昨日は何を話したらいいか判らなかったが今日は違った。聞かれるだけでなく、合槌を打つだけでなく話が次から次へと続く。話しているととても楽しい。つい酒の量も進んだ。
作品名:ガルマンガミラス滅亡の危機4 作家名:kei